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ガン、早期発見すれば88%が5年以上生存

ガン、早期発見すれば88%が5年以上生存

Posted January. 05, 2003 22:45,   

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ガンにかかっても早期に発見し治療すれば、87.8%が5年以上生存し、完治できるそうだ。ひいては、治療が不可能と知られている肺ガンも、早期に治療すれば63%が完治できることが分かった。

これは、延世(ヨンセ)医療院ガンセンターが、1995年3月から02年7月までの7年間、ガンセンターを訪れた胃ガン、肝臓ガン、肺ガンなど、韓国の7大ガン患者2万462人を対象に、1−4期の病期別に5年生存できる確率を分析した資料によるものだ。

韓国で各種ガンの病期別生存率を調査したのは今回が初めて。

ガンセンターの金貴彦(キム・グィオン)院長は、「ガンにかかると死ぬ、という一般的認識とは違って、早期に発現すれば、十分治療が可能だ」とし、「今回の調査結果は、ガンの早期診断の必要性を立証したもので、早期診断の活性化のために政府は取り組まなければならない」と話している。

この調査によると、ガンの種類別発生患者数は、胃ガン、肝臓ガン、肺ガン、大腸ガン、子宮頸部ガン、乳ガン、甲状腺ガンの順で、これを全部合わせると、1期の5年生存率は、87.8%、2期は62.9%、3期は30.5%、4期は5.5%だった。

甲状腺ガンの場合、早期(1期)に発見されれば、99%が完治し、4期に発見された場合も70%が完治、ガンの中で生存率が一番高いことがわかった。

胃ガンは、早期に発見された場合は90.4%が完治されるが、2期には66.3%、3期には37%と完治率が落ち、4期に発見された場合は、わずか4%しか完治できないことがわかった。

一方肝臓ガンは、早期に発見されても、男性は42%、女性は37%しか5年の生存が可能なことがわかった。医学界では、ガンの発生後5年間生存すれば、ガンが完治したとみている。

金院長は、「甲状腺ガンは、ガンの進行速度が遅いうえ、末期ガンでも手術が可能で、再発が少ないため生存率が高い」とし、「反面、肝臓ガンは、肝硬変症が進行して現れる場合が多いため、早期に発見されても、すでに肝臓の損傷程度がひどいので、治療率が低い」と話す。

延世大学医科大腫瘍学科の盧在京(ノ・ジェギョン)教授は、「胃ガンの場合、3期の時の生存率が37%と、アメリカの20−30%より高く、日本の40%とほぼ同じ水準だ」とし、「韓国の胃ガン治療が世界的な水準であることを表すもの」と話している。

盧教授は、「韓国で7年にわたって、ガンの種類と病期別生存率を調査したのは、画期的なこと」とし、「今回の調査結果は、医学者がガンと関連した基礎や臨床研究をする時、大変有用な資料として活用されるだろう」と述べた。

ガンセンターは今回の調査のため、同センターで診療を受けた全患者の診療記録と死亡診断書をいちいちチェックし、6ヵ月以上連絡のない患者は、電話や郵便を通じて確認した。



李眞漢 likeday@donga.com