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[社説]与野党の対話は多ければ多いほどよい

[社説]与野党の対話は多ければ多いほどよい

Posted January. 06, 2003 22:56,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)次期大統領が、大統領就任後、野党代表との会合の定例化を推進することにしたという。国内的には転換期、国際的には激動期である今、大統領と野党代表が会って国政の懸案について心を開いて意見を交わすことだけでも、国民は相当安心できるはずだから、必ず実現して欲しい。それは、与野党が国民的かっ藤と対立をあおってきた消耗的で、きりのない競争から脱して新しいパートナー関係を築く出発点になるだろう。

盧次期大統領は、就任前でも多くの野党政治家たちに会って、次期政権の国政基調を理解させ、協力を求める必要がある。今後5年間の国政設計は、大統領選挙の勝者だけの専有物でない。敗者も参加させてこそ、政権発足期の政局運営コストを最小化できる。院内過半数を占めている野党の協力なしでは、新政権の正常なスタートさえ難しいということは知っているはずだ。首相任命同意が適時に行われなければ、再び不完全な組閣による不安定な内閣で新政権を発足せざるを得なくなる。

与野党の会合は多ければ多いほどいい。会合は相手の党の議員を迎え入れたり、国政の足を引っ張ったり、場外闘争のような反則をしないという紳士協定が前提となっているので、互いによい。究極的には国会の不均衡と国論の分裂を防ぎ、国政運営の生産性を高められるので、国と国民によい。金大中(キム・デジュン)政権の5年間、政治が殺ばつとしていたのは、どの時期よりも与野党の接触が少なかったためだ。

与野党は我執さえ捨てればいつでも会える。まず盧次期大統領が野党により誠実な姿勢を見せなければならない。仮にも大統領選挙での勝利の勢いを持って世論を形成し、野党がついてこなければならないようにする考えなら、今すぐ変えた方がいい。そうしようとして野党の反発だけを招いた現政権の失敗を繰り返してはいけない。

野党も時が時であるだけに、大乗的姿勢を持って協力すべきことは協力しなければならない。党内のかっ藤を解決するために、いたずらに与党と戦線を形成したり、感情のわだかまりのために政府との対話の場を拒むのは正しくない。