アジア最高のシューターとして名を馳せた李忠熙(イ・チュンヒ、45)氏が、母校の高麗(コリョ)大学の監督に就任する。
高麗大は13日、チョン・クァンソク監督の後任に李氏を任命したと発表した。李氏は、プロバスケットボールLGセーカーズの監督を務めた経験がある。一方、2年間高麗大監督を務めたチョン監督は、今後1年間ゼネラルマネージャーとしてチームの運営に当たるが、コーチの選任は李新監督に全権が与えられる。
李氏は、チョン監督が高麗大の大先輩であると同時に実業チーム(現代)の恩師であり、普段からプロチームの監督を希望していたため、これまで母校からの監督就任要請を固辞してきた。しかし、深刻な不振に陥っている高麗大バスケット部を再生させるために力になってほしいという友人や大学関係者の粘り強い説得を拒むことはできなかったようだ。
77年に入学、卒業から22年ぶりに母校に戻る李氏の肩は重い。高麗大がスカウト失敗や負傷選手の続出で弱まっているのに対して、ライバルの延世(ヨンセ)大は、昨年、主要タイトルを総なめにするなど最盛期を迎えているからだ。高麗大は昨年11月の大学連盟戦に続き、現在開かれている02〜03シーズンでも予選落ちした。
ソンド高校、高麗大を卒業、アマチュアチームの現代でプレーした李氏は、大学時代は「48連勝の神話」に貢献したほか、13年間、韓国代表として活躍、韓国を代表する長距離シューターとして名を馳せた。92年2月に引退してからは台湾に渡り、宏国チームのプレイングコーチ兼監督として5年間活躍した。
李氏は、97年プロバスケLGセーカーズの初代監督として就任、固い守備と組織力で新生チームLGを2シーズン連続プレーオフに進出させ、指導者としても成功、「スター出身監督」の成功時代を切り開いた。00年5月LG監督を退いてからはテレビ解説者や新聞のコラムニストとして活動してきた。
金鍾錫 kjs0123@donga.com