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ブッシュ大統領、金総書記に「体制保障の書簡」検討か

ブッシュ大統領、金総書記に「体制保障の書簡」検討か

Posted January. 15, 2003 23:06,   

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ブッシュ米大統領は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発放棄を前提に積極的な支援を行うことを示唆した際、米政府に北朝鮮攻撃の意図がないことを文書として保障する案を、北朝鮮と主要関係国に提示したことが、14日までに分かった。

ブッシュ大統領は同日、ホワイトハウスで記者団に対し「私は北朝鮮が(核開発の)決定を下す前に、パウエル国務長官に、エネルギーと食糧についての対話を含めた北朝鮮に対する積極的な措置を取るよう指示した経緯があることを、米国人たちに想起させたい」と話した。

大統領はまた「われわれは、この問題が平和的に解決され、北朝鮮が武装を解除し核兵器を開発しないことを期待している」とし、「北朝鮮がそうする場合、わたしはパウエル国務長官に指示した積極的な措置を取るかどうかについて再考するだろう」と述べた。

これと関連し、日本の共同通信は、米国が北朝鮮の核問題解決に向けて北朝鮮の体制を文書で保障する案を、北朝鮮と主要関係国に提示したと同日報じた。

共同通信は米政府高官の話として、北朝鮮の体制保障は、ブッシュ大統領が北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記あてに送る書簡の形になるだろうとし、米国は、国連の北朝鮮代表部と欧州連合(EU)の加盟国2国や、豪州などの外交ルートを通じてこの提案を北朝鮮側に伝えたが、まだ回答を得ていないと報じた。

韓国に続いて中国を訪問中のケリー米国務次官補(東アジア・太平洋担当)も、15日に「北朝鮮核問題の解決策として、意思疎通以外に他の方法は考えられない」と話した。

こうした一連の動きと関連し、米紙ニューヨーク・タイムズは15日、「ブッシュ大統領の新しい提案は、強硬と穏健の見方が対立していた米政府内部で、北朝鮮の核問題を平和的に解決し、その代わりイラク問題に集中したいとの決心かついたことを反映している」との見方を示した。



韓起興 李基洪 eligius@donga.com sechepa@donga.com