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結婚する「ゴリアテ」 シルムの金ヨンヒョン選手

結婚する「ゴリアテ」 シルムの金ヨンヒョン選手

Posted January. 17, 2003 22:49,   

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「砂の上のゴリアテ」金ヨンヒョン(27・シンチャン建設)選手が「生涯のパートナー」を定めた。

そのパートナーとは、5年間付き合ってきたノ・テヨン(24)さん。来月9日、釜山(プサン)で式を挙げる金選手の顔から微笑みが消えない。

金選手の身長は2m17cm。まるで山のような金選手は、可愛らしさとはほど遠い。しかし、ノさんにだけは違うみたいだ。

「私が憂うつな時は、愛嬌(あいきょう)をふりまいたりして、とても可愛らしい人です」

二人が初めて出会ったのは98年。当時、LG投資証券のシルム(韓国の相撲)団所属だった金選手が、宿所の近くのコンビニでアルバイトをしていたノさんに一目惚れしてしまったのだ。その後、時間があるたびにコンビニに行って、声をかけるタイミングをうかがっていた。

タバコはもちろん、お酒もまったく飲めない金選手は、莫大な量のミルクとお菓子などを買い求めた。そして数日後、目さえまともに合わせることもできなかった金選手が、やっと勇気を出して声をかけた一声が「これ、いくらですか。ちょっと高くなりましたね」だったと。

「すごく背の高い人が、頭をかきながらつぶやく姿が、とてもおかしかったです。彼はそれからお茶を飲みに行こうとしつこく誘い始めました」。

金選手も背が高いが、ノさんも1m73cmで女性のわりには背が高い。それに二人には共通点が多かった。金選手は慶尚南道晋州市(キョンサンナムド・チンジュシ)が故郷だが、ノさんはその近くの馬山(マサン)市出身。また、金選手の妹とノさんが同じ歳で、ノさんの兄と金選手が同じ歳だ。

しかし、性格は正反対だ。金選手は図体だけ大きく性格はやさしい反面、ノさんは不正を見ては我慢できない新世代の女性。金選手の背があまりにも高いうえ、「有名人」なので、デートしている時、わざとけんかを売ってくる人も少なくなかった。そのたびに、金選手は消極的だったが、ノさんは必ず相手に謝罪させたという。それで、金選手はノさんを「ボディーガード」と呼ぶ。けんかした時、先に電話をかけて仲直りを求めるのも金選手だ。

金選手は、ゲーム、ジェット・スキー、4輪バイクが趣味だが、ノさんは、乗り物にはあまり趣味がないうえ、ゲームは全部押収してしまう。金選手は、一度ゲームに没頭すると、時間が経つのを忘れてしまうからだ。

付き合い始めて2年目に、二人きりで婚約式を挙げた。新居もすでに構えた。金選手が、今月初めにシンチャン建設に移籍したため、シルム団の宿所がある京畿道果川市(キョンギド・クァチョンシ)の第2政府総合庁舎の近くに家を借りた。サイズの合うベッドがなくて不便だが、布団店に超大型布団を特別注文しておいた。

ノさんは「合宿と大会出場などで離れている時間が多いので、専業主婦になるより何か社会生活をしてみるつもりだ」と話した。



stt77@donga.com