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米、不正スキャンダルの元CEOが、邸宅の値上げで一儲け

米、不正スキャンダルの元CEOが、邸宅の値上げで一儲け

Posted January. 20, 2003 22:55,   

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ワールド・コム、エンロンなど会計不正スキャンダルに巻き込まれた企業のCEO(最高経営責任者)たちは、昨年ほとんど経済界から退いた。しかし、「彼らが個人の名義で保有している不動産の価値は、天井知らずで跳ね上がっている」と、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が17日報じた。

昨年、米国の一般人が保有している住宅の価格は平均6%上がったのに比べ、不正スキャンダルに巻き込まれた企業のCEOの家は、約40%跳ね上がった。

脱税と公金横領などの疑いが持たれているタイコ・インターナショナルの元CEO、デニス・コズロウスキー氏は、本人名義の1680万ドルの家をふいにするかもしれない。会社のファンドで購入したものだが、会社が現金確保のために売却する方針であるためだ。たが、同氏は依然としてナンタケットにある570万ドルの家で気楽な生活が送れる。グローバル・クロシングの創業者、ゲリー・ウィニック元会長所有の邸宅は、会社が倒産したにもかかわらず、大規模の改築工事が18カ月目に入っている。

エンロンのケネス・レイ元会長は、オクラホマにある邸宅2軒を売りに出した。川辺の家は615万ドルで、購入当時と同じ水準の価格。しかし、480万ドルで購入した別の家は、現在550万ドルまで上がった。証券詐欺の疑いで22カ月間服役した後赦免になったナレッジ・ユニバース社のマイケル・ミルケン会長は、77年に68万ドルをかけて家を購入したが、今は250万ドルにもなっている。

昨年1月に倒産したKマート社のチャールズ・コーナウェイ元CEOは、90年代半ばに競売に出された住宅を安値で手に入れた。前の家主がマネーロンダリングの疑いで収監されたため売りに出されていたのだ。前の家主と現在の家主が、収監されるか会社の倒産を迎えるや、この家には「呪われた家」という別名がつけられた。ワールドコム社のバーナード・エバース元CEOは、ミシシッピとルイジアナに大きな牧場がある。しかし、バーナード氏が4億1500万ドルに上る会社資金を借り入れたため、この牧場は売るしかない状況になっているとされる。



金承眞 sarafina@donga.com