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盧武鉉氏のものまねコメディアンが大人気

盧武鉉氏のものまねコメディアンが大人気

Posted January. 22, 2003 23:06,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)次期大統領の声のものまねをしたギャグが、話題を呼んでいる。KBS2のバラエティー番組「ギャグコンサート」の「ポンスンア・ハクタン(ホウセンカ学校)」のコーナーで、「盧統長(統は市の行政区域の一つ)」の役で登場しているコメディアンの金サンテ(30)さんが、その主人公だ。19日の初出演からわずか数日で、インターネット・ポータルサイトの「タウム」に、金さんのファンたちのカフェが10以上もできた。

金さんは中央(チュンアン)大学演劇学科を卒業後、99年にKBSのコメディアン試験に合格しデビューを果したが、あまり人気を得ることはなかった。これまでも「ギャグコンサート」に、頻繁に顔は出していたものの、単なる脇役に過ぎず金さんを記憶する人はあまりいない。金は、歯をくいしばるような思いで、政権が変われば次期大統領の声をものまねするという「戦略」を立て、努力してきた。

「李会昌(イ・フェチャン)候補のものまねは、先輩が先に練習していたのであきらめ、僕は盧次期大統領の声を練習しました。僕の声が盧次期大統領の声より高くて悩みましたが、2ヵ月間、演説のビデオを見ながら特徴をつかもうと努力しました」

番組では自然な慶尚道(キョンサンド)の方言を使っているが、金さんはソウルで生まれ育ったソウルっ子。その代わり、慶尚道出身の父親が大きな力になった。

「盧次期大統領の話し方には二つの特徴があります。慶尚道出身ですがソウルの標準語を使おうとして、二つのアクセントが混ざって独特なアクセントになっているんですね。発音も不自然なほどはっきりしています。それから『そうですね。そうですね〜』『ありがとうございます。ありがとうございます〜』といったふうに、反復をよく使います。」

細身の体格の金さんは、外見も盧次期大統領と似たように見せるため、顔に肉をつけようと、寝る前にたくさん食べている。額に「一」と描いたしわも印象的だ。

「額にしわをつくっているんですが、その扮装を落としても一日中しわがなくならないので心配しています。5年間(韓国の大統領の任期)は我慢しないといけないですね」

金さんは「国の指導者のものまねをしているので、『あまり軽い人間に見えてもいけない』という負担もあります。盧次期大統領のように、市民に親しみを感じさせるようなコメディーをやっていきたいです」と抱負を語った。



金秀卿 skkim@donga.com