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倒産した会員制割引カード会社が個人情報を販売

倒産した会員制割引カード会社が個人情報を販売

Posted January. 22, 2003 22:37,   

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約10万人分のクレジットカード情報を入手し、20億ウォン以上をだまし取った詐欺グループが逮捕された。

ソウル中部警察署は、会員制の割引カード会社から会員のクレジットカード情報を入手し、これらの会員がインターネット・ショッピングモールで買い物をしたように売上伝票をでっち上げ、その見返りとしてカード会社から巨額の金を受け取った徐(ソ)容疑者(37)ら3人を、「与信専門金融業法」違反の疑いで逮捕した。

さらに、海外で偽造したクレジットカードを韓国に持ち込み、徐容疑者らと商品を購入した後、俗称「カードカン(クレジットカードの違法な割引行為)」の手口を使って金をだまし取った詐欺の疑いで、金容疑者(38)ら8人を逮捕した。

警察の調べによると、徐容疑者らは昨年11月の初め、会員制で運営されるH割引カード会社の代表ですでに逮捕された鄭(チョン)容疑者(40)から会員約1200人の個人情報を購入し、これらの会員が自分たちの運営するインターネット・ショッピングモールの5ヵ所で買い物をしたかのように虚偽の売上伝票を作成するといった手口を使い、これまで1600回にわたり計15億5900万ウォンをカード会社から受け取った疑いだ。

H割引カード会社は、有料会員にコンドミニアムやホテルの宿泊費を割引する会社で、昨年11月に倒産したが、その後個人情報を1人1万ウォンで販売していたことが分かった。

このほかにも徐容疑者らは、ソウルの東大門(トンデムン)や江南(カンナム)、京畿道始興市(キョンギド・シフンシ)の消費者金融業者から約10万人のクレジットカード情報を1人5000〜1万ウォンで計2億ウォン分を購入するなど、大量の個人情報を収集していたことが分かった。徐容疑者は逮捕された金容疑者らとともに、タイで偽造したクレジットカード120枚を1枚100万ウォンで購入し、これらのカードを使って韓国で買い物をし、消費者金融業者にあらかじめカード割引をしてもらう「カードカン」という手法を使って10億ウォンをだまし取った疑いもかけられている。

警察は「会員制の割引カード会社に登録する際は、クレジットカード情報が漏れないように気を付けなければならない。海外でクレジットカードを使う時も他人にカードを渡さないように」と注意を呼びかけている。



金善宇 sublime@donga.com