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ヨーグルトの「ヌード」広報を検察が調査

ヨーグルトの「ヌード」広報を検察が調査

Posted January. 29, 2003 22:38,   

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検察が、新製品を広報するため裸の女性たちで「ヌード・パフォーマンス」公演を繰り広げた広告代理店の関係者と、同行事の企画者を取り調べていることから論議が起きている。文化芸術界では即時に、またも芸術表現の自由が侵害されたと激しく反発した。しかし、行事自体が芸術の水準を超え、わいせつに近かったという見方もなくはない。

ソウル地方検察庁刑事7部(部長判事朴泰錫)は27日、ソウル市鍾路区仁寺洞(ジョンロク・インサドン)のあるギャラリーで26日、Sミルクの新製品のヨーグルトを広報するため「ヌード・パフォーマンス」を行ったS広告代理店の代表金氏(47)と、公演を企画した画家の李木日(イ・モクイル、52)氏を召還し、3日が過ぎた今日までに淫乱公演の企画意図などを調査している。また、29日にはSミルク側の関係者も召還しヌード公演ということを事前に知っていたかどうかなどを追求した。

検察は27日付けの各新聞に報じられた公演の写真を見た後、淫乱性があると判断し、公演実況を録画したビデオテープとスチール写真、公演シノプシスなどの関連資料を全部提出するよう主催側に要求したという。

検察は、ヌード・パフォーマンスが不特定多数を相手にする「公演性」と、性的羞恥心を刺激する「淫乱性」があったかどうかを検討した後、来週中に起訴するかどうかを決定する方針だ。

S社が26日行った公演のなかで検察が問題視している部分は、新製品である体に塗るヨーグルトの機能を広報するため、全裸のモデルたちが噴霧器のなかのヨーグルトをお互いの身体に噴射した場面だ。S社側によると、公演は画家の李氏が企画し、行為芸術家である夫婦の巫世衆(ム・セジュン)氏とム・ナミ氏、そして「ヌードモデル協会」所属のモデル5人が出演したという。総公演時間は1時間だった。検察が問題にしている部分はこのうち約3分だ。

検察が調査しているということを聞いた文化芸術人たちは、「検察は未だに時代遅れの法律で、芸術家の創作品を規制しようとしている」と激しく批判した。

漫画「天国の神話」の淫乱性をめぐり5年以上続いた裁判の結果、無罪宣告を言い渡された漫画家の李賢世(イ・ヒョンセ)氏は27日、「検察が未だに国民を教え、統制できると思っているとはとんでもない。作家の創意力を阻害し、自己検閲をさせるこのような規制は中止されなければならない」と話した。

文化評論家の河在鳳(ハ・ジェボン)氏は、「たとえ商業的な側面があるとしても、行為それ自体は純粋なパフォーマンスと見なさなければならない。韓国社会の普遍的な性意識に法律が付いていってないということを、端的に表している」と話した。



閔東龍 mindy@donga.com