昨年のマンションの分譲価格は、ソウルが全国最高で、全羅南道(チョルラナムド)が最低との調査結果が出た。
不動産情報提供業者の「不動産114」は、昨年、一般に分譲された全国のマンション、約21万戸を対象に、地域別の1坪当たりの分譲価格を調べた結果、ソウルが平均839万7600ウォンで最も高いことが分かったと、30日発表した。最も安い地域は、全羅南道(188万8400ウォン)で、ソウルの22%水準に止まった。
釜山(プサン)と仁川(インチョン)の1坪当たりの分譲価格は、それぞれ、518万1200ウォンと473万6800ウォンで、ソウルと一緒に上位3位に入った。
つづいて、京畿(キョンギ)、大田(テジョン)、大邱(テグ)、江原道(カンウォンド)、慶尚南道(キョンサンナムド)、蔚山(ウルサン)で、1坪当たりの分譲価格が400万ウォン台、忠清南道(チュンチョンナムド)、忠清北道(チュンチョンブクト)、光州(クァンジュ)、済州道(チェジュド)、慶尚北道(キョンサンブクト)、全羅北道(チョルラブクト)などは300万ウォン台だった。
全国的には、1坪当たりの分譲価格が右肩上がりの傾向を示しているなかで、ソウルが初めて、800万ウォンを突破するなど、目立った伸びを示している。昨年、ソウルの新築マンションの分譲価格は、前年度(719万9200ウォン)より16.6%値上がりした。
区別では、江南区(カンナムグ)が1537万1700ウォンで最高値となった。つづいて、龍山区(ヨンサング、1360万1400ウォン)、瑞草区(ソチョグ、1327万7600ウォン)、松坡区(ソンパグ、1146万7100ウォン)、広津区(クァンジング、1144万200ウォン)なども、1坪当たりの平均分譲価格が1000万ウォンを上回った。
これに対し、中浪区(チュンラング、557万1600ウォン)、衿川区(クムチョング、568万1500ウォン)、道峰区(トボング、597万1700ウォン)は、500万ウォン台で、昨年と同じ水準に止まった。
坪面積別では、20〜30坪台の中小型マンションの売買価格が20%以上値上がりし、ほかの坪数に比べて高い伸び率を示した。入居の時点別では、入居6ヵ月以内が、残りの期間に比べて上昇幅が大きかった。
車志完 maruduk@donga.com