テレホンバンキングによる現金引き出し事件が相次いでいる中、最近ソウルでも、同種の事件がまた発生した。
ソウル冠岳(クァナク)警察では2日、「先月28日、自営業を営むユ某さん(37)が、ハナ銀行新林洞(シンリムドン)支店の自分の口座から、1020万ウォンがテレホンバンキングを通じて他行の口座に振り込まれた、と届けたため、捜査を行っている」と明らかにした。
ユさんの金は、先月25日午後1時、510万ウォンずつ2度にわたって、テレホンバンキングを通じて、それぞれ農協とウリ銀行の他人名義口座に振り込まれており、警察は、最近発生しているテレホンバンキングを利用した現金引き出し事件のような手口で犯罪を犯した、とみている。
また、九老(クロ)警察でも、01年12月、金某さん(46、ソウル蘆原区上渓洞)の外換(ウェファン)銀行の通帳から、テレホンバンキングで8000万ウォンが第一(チェイル)銀行大林洞支店に振り込まれた事件を捜査している、と明らかにした。
警察は、「犯人が金さんの住民登録証を偽造した後、この住民証を利用して、金さん名義のテレホンバンキングカードを再発行し、金を下ろした。被害者の住民登録番号、電話番号、住所などを正確に知っていることから、周辺人物の仕業とみられる」と明らかにした。
一方、国民(クンミン)銀行のテレホンバンキング不法引き出し事件を捜査している全羅南道(チョンラナムド)警察庁は、2日、この事件の容疑者とみられる30代男性のモンタージュ2万部を作成し、全国に配った。
金權 sys1201@donga.com goqud@donga.com