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韓国勢が上位独占 冬季アジア大会スピードスケート

韓国勢が上位独占 冬季アジア大会スピードスケート

Posted February. 03, 2003 22:42,   

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「やった」。

最終レースが終わった後も、自分の名前が電光掲示板の首位を占めていることを見て、李ギュヒョク選手(25、春川市庁)は、太極旗(テグクギ)掲げてリンクをウイニングランした。冬季アジア大会の初の金メダルだった。しかし、それよりも、今回の優勝で兵役が免除され、スケートを続けられるということがさらに李選手を興奮させた。韓国軍の体育部隊にはスケートの種目がなく、軍隊に入隊すると直ちにスケートを辞めなければならないという切羽詰った状況に追いつまれていたためだった。

3日、日本の青森県八戸市の長根公園スピードリンクで開かれている第5回青森アジア冬季大会スピードスケート男子1500mの決勝。韓国の看板選手、李ギュヒョク選手は第4組でレースを行い、1分54秒65で金メダルを獲得した。ムン・ジュン選手(韓国体育大学、1分54秒89)とヨ・サンヨブ選手(江原体育高校、1分55秒69)も2,3位となり、韓国勢が1500mで金、銀、銅メダルを独占し、チェ・ジェボン選手(檀国大学、1分56秒22)も4位を占めた。この種目の韓国の最高記録は、李ギュヒョク選手が2年前のカルガリー(カナダ)で樹立した1分45秒20。

李ギュヒョク選手は高校1年の時、1000mで世界記録を出すなど、アジアのエースの座を守ってきたスター選手。しかし、2回出場したアジア冬季大会では、いずれも金メダルの獲得には至らなかった。

今大会は、年齢上、兵役免除の特典を受けられる最後の機会だった。メイン種目である1000mに専念するために、1500mをあきらめることも考えた。

3日は、不思議にも風がほとんどなかった。勘もよかった。フィニッシュラインを超えた瞬間、転んでしまったのが、気になった。0.01秒が惜しいのに…。しかも後輩のムン・ジュン選手(21、高麗大学)がラップタイムで自分の記録に迫ってきたため、焦っていた。

李ギュヒョクは、「何よりも06年トリノ冬季オリンピックまでスケートに専念でき、嬉しい。大きな荷を下ろした気持ちだ。5日、主力種目の1000mに出場して2冠に挑戦する」と述べた。

フィギュアスケートの審判として今大会に参加している母親、李インスク氏(国民生活体育協議会スケーティング連合会会長)とフィギュアスケートに出場した弟、李ギュヒョン選手(23、高麗大学)も李ギュヒョク選手優勝のニュースを聞いて大喜びしたという。



梁鍾久 yjongk@donga.com