「ゴルフの皇帝」が帰ってくる。昨年の末、ひざの故障で手術を受けたダイガー・ウッズ(米国)が、2ヵ月ぶりに米国PGAへの復帰を発表した。
ウッズは7日、自身の公式インターネット・ホームページの(www.tigerwoods.com)を通じて、「リハビリが順調に進められており、来週から大会に出場する」との見解を明らかにした。ウッズの復帰戦は、14日にカリフォルニア州サンディアゴのトリーパイン・ゴルフクラブで開幕される「ビュイック招待(賞金総額450万ドル)」。ビュイックとスポンサー契約を結んでいるウッズは、99年にトップを勝ち取ったのを含めて同大会で5位以下に落ちたことがない。
昨年12月のワールド・チャレンジが終わってから手術を受け、今季5つの大会に出場できず、1日に2時間の自転車乗り、ウェイト・トレーニングなどでボディービルに主力してきた。先週からはドライバーで1日に100打を打ち、5日には父親のアルと18ホールを回って66打を打ち、健在を誇示した。家ではパッティングとアプローチ・ショットの練習をしたというウッズは、ショートゲームは多少勘が鈍ったと自己評価した。
ウッズは、「ひざの痛みは完全になくなった。ただ、負傷が再発するのではないかと心配で、トレーニングを慎重にしている。ビュイック招待は体のコンディションをテストするのに意義を置く」と語った。
5年連続で賞金王を狙っているウッズは、今季激しい挑戦を受けるものと見られる。特に、アーニー・エルス(南アフリカ)は今季初めに2連勝を収め、賞金180万ドルと先頭を走っており、ウッズの牙城を脅かしている。
だが、肝心のウッズは急がずに、当分試合の感覚を取り戻した後に特有の追い打ちをかけて、優勝争いに乗り出すと余裕のある姿を見せている。
金鍾錫 kjs0123@donga.com