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北朝鮮への秘密送金の事実関係を問いただした後、統治行為かどうかを判断すべき

北朝鮮への秘密送金の事実関係を問いただした後、統治行為かどうかを判断すべき

Posted February. 11, 2003 22:11,   

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2235億ウォンの北朝鮮への秘密送金事件と関連して、 金碩洙(キム・ソクス)首相は11日、「統治行為に当たるかどうかということは、事実関係を問いただしてから判断すべき問題だ」と述べた。

金首相は同日、国会本会議経済分野での対政府質疑応答で、「国民的な疑惑事件とされているだけに、国会での議論結果によって、検察であれ特別検事制(特検)であれ捜査をし、事実関係が明らかになった後で統治行為かどうかを判断することができる」としてこのように述べた。

金首相の発言は、これまで「統治行為であるため、司法審査の対象ではない」として、検察の捜査と特検などに反対してきた金大中(キム・デジュン)大統領の立場とは異なる。

田允迵(チョン・ユンチョル)副首相兼財政経済部長官は、追加公的資金が約5兆〜10兆ウォン必要だという政権職き引き継ぎ委員会の推算に対して、「今年以降に発生する不良債権については、金融機関で特別保険料を出して追加構造調整のための負担を持つため、追加公的資金は必要ない」と述べた。

一方、野党ハンナラ党の李性憲(イ・ソンホン)議員は同日の質疑で、「現代(ヒョンデ)建設が2000年4月に北朝鮮に1億5000万ドルを提供、香港とシンガポールにある中国銀行の金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長の6つの口座に直接送金した」と主張した。

李議員は現代グループ関係者の証言を引用して、「2000年4月9日中国訪問を終えて、ソウルに帰ってきた李益治(イ・イクチ)元現代証券会長が、金在洙(キム・ジェス)現代構造調整本部長に北朝鮮に送金する資金を集めることを指示した。5月31日の首脳会議に向けて韓国側の先発隊が北朝鮮入りする前までに、どうにか1億5000万ドルを調達して送金した」と述べた。

また、「1998年6月に故鄭周永(チョン・ジュヨン)現代名誉会長が牛を引き連れて北朝鮮入りした時も、膨大な額のドルが送金されるなど、98年以降現代が北朝鮮に送金した金額は合わせて約2兆ウォンだ」と主張した他、「朴智元(パク・チウォン)大統領秘書室長が2000年南北首脳会談に先立って、北朝鮮のソン・キョンホアジア太平洋平和委員会副委員長と中国北京で会合した当時、現代峨山(アサン)の鄭夢憲(チョン・モンホン)取締役会長が同席した席で、首脳会談が最終的に決まった。その場で北朝鮮は、100億ドルを北朝鮮に投資することを求め、これを10億ドルに下げる掛け合いがあった」と付け加えた。



朴成遠 swpark@donga.com