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なんだかんだと愛作り 米俳優ヒューグラント

なんだかんだと愛作り 米俳優ヒューグラント

Posted February. 13, 2003 22:59,   

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バレンタインデーにチョコレートを一番たくさんもらいそうな俳優を選ぶとしたら?

断然ヒューグラントだ。軽くて無責任でも憎めないプレイボーイのイメージは、彼の新しい映画『トゥー・ウィークス・ノーティス』でも相変らずだ。

「どうして弁護士を個人秘書のようにこき使うの」というルーシー(サンドラ・ブロック)の抗議に、彼は「俺も大変なんだ。君が来てからは、なんでも君に聞かないと落着かないのさ」と、無理矢理責任を押し付ける。

深刻で困難な状況をドジョウのようにくぐり抜け、小じわが波のように広がる微笑で、悩みを吹き飛ばしてしまうが、だからといって、何にも考えていないわけではない。ルーシーの「理念的同志」である恋人よりずっと彼女の話に耳を傾け、よく遊んだり、彼女の嫌いな不断草をみな自分のお皿に移す優しさも持っている。

「ロマンチック・コメディー王」 ヒューグラントに文書でインタビューした。

—またロマンチック・コメディーだが、飽きないか?

「私がロマンチック・コメディーを好んでいるように見えるらしいが、私こそ多分、地球上でロマンチック・コメディーのシナリオを最も多く断った人だろう。『トゥー・ウィークス・ノーティス』のシナリオも期待なしに読んだが、本当にひかれた。ロンドンの友達にシナリオを送って「私が狂っているか、酒や麻薬に酔ったかも知れないんだが、お前も私のようにこの話が面白いと思うか」と聞いた。数日後に友達から『お前、大丈夫だよ。本当に面白いよ』と答えてくれた」。

—『トゥー・ウィークス・ノーティス』のどんな点が気に入ったのか?

「この映画は、スペンサー・トレーシーとキャサリン・ヘプバーンが、主に演じた過去のロマンチック・コメディーに対する一種のオマージュだ。性格が極端に対比される主人公たちが、いつも争いながらも、愛に落ちるそんな映画だ。『トゥー・ウィークス・ノーティス』は、時代に遅れず、かつ、ロマンチック・コメディーの黄金期を思わせる映画だ」。

—サンドラブロックと一緒に演技する撮影現場はどうだったか?

「私は撮影現場で気難しいことで悪名が高い。89年以来、現場を楽しんだことがないのに、今度は違った。サンドラブロックは、一緒に演じた女性俳優のうちで、最高に笑わせる。ちょっと幼稚なユーモア感覚が私と似ている。一場面の撮影が終わってカメラが消えても、私たちがコミックな演技を続けて、スタッフたちを『気絶』させるようなことが多かった」。

—「ロマンチック・コメディー王」として数年間も君臨できる秘訣は何か?

「そうだな…。どうしてそう考えるのか分からない。この映画の主人公が『私はただ魅力的な猿に過ぎない』と話す場面があるが、私も同じだ。ある面ではそれが私の悲劇かも」。



金熹暻 susanna@donga.com