DVDがこれまで韓国市場で絶対の強者として君臨してきたビデオを抑え、新たな強者として脚光を浴びている。
16日関連業界によると、DVD市場はここ2、3年でハードウェアとソフトウェアの両市場で急成長し、遅くとも今年中にはビデオを追い越すとの見通しだ。
韓国電子産業振興会によると、01年までは国内販売量が22万9000台だったDVDプレイヤーが昨年52万台売れ、VCRの87%水準に近づきつつある。今年は予想販売台数が64万台と、VCRを追い越すものと予想される。
これに、ソニーのプレイステーション2(PS2)、パソコン用のDVDなどDVDタイトルの再生機器まで含めると、すでに昨年を起点に、DVDプレイヤーの販売量がVCRのそれを上回ったというのが業界関係者の話だ。
ソフトウェア市場でも、DVDタイトルがビデオを猛追撃している。国内第1位のビデオ流通会社「エンターワン」によると、一時1兆ウォン台だったビデオ市場が01年には1500億ウォン、昨年は1300億ウォンと次第に減りつつあるという。
反面、毎年数倍ずつ高度成長しているDVDタイトルは、昨年の市場規模が1060億ウォン台とビデオ市場に迫りつつある。外国直配会社の広報代行会社であるシネ・バンクの李ヒョンジョン室長は、「新作基準で今年はDVDタイトルがビデオの4倍に及ぶ」とし、「このような傾向が続くなら、今年中に逆転するだろう」と述べた。
孔鍾植 kong@donga.com