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今後10年間の潜在成長率、4%台 KDIが分析

今後10年間の潜在成長率、4%台 KDIが分析

Posted February. 17, 2003 22:30,   

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韓国が現在の経済制度と市場開放の水準を改善しなければ、今後10年で潜在成長率が4%台に落ちるだろうとの調査結果が出た。

韓国開発研究院(KDI)は17日発表した「03〜12年韓国経済の潜在成長率の展望」と言う報告書で「楽観的に考えても」韓国経済の潜在成長率が5%台にとどまるだろうとの見方を示した。

代表的な国策研究機関であるKDIが示した見解は「潜在成長率を7%に押し上げたい」という盧武鉉(ノ・ムヒョン)次期大統領の公約内容や経済政策とはかけ離れていて、注目される。

KDIが「生産関数の接近法」を使って分析してみたところ、制度の改善と市場開放の拡大が実現されなければ、潜在成長率が03〜07年は4.8%、08〜12は年4.5%にとどまるだろうという見方だ。また、制度を改善し市場開放を拡大すれば、潜在成長率は03〜07年に5.4%、08〜12年には5.1%と、0.6%ほどが上昇するとのことだ。

韓国の潜在成長率は△1980年代7.8%△1990年代前半6.6%△1990年代後半6.0%と減少をつづける傾向にある。

KDIは「他の分析方法を使ってみても、結果がそれほど変わらなかった」とし「韓国経済の潜在成長率は、今年から5年間にわたって5%前後を維持した後、08年からの5年間は4%台の後半に下落するものと考えてもいいだろう」と説明した。

KDIの韓震煕(ハン・ジンヒ)研究委員は「韓国が潜在成長率を高めるためには、生産行為に活力を吹き込み、投資とサービス市場を積極的に開放していかなければならない」との見方を示した。



千光巖 iam@donga.com