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米ラムズフェルド国防相、イラクへの攻撃「準備完了」

米ラムズフェルド国防相、イラクへの攻撃「準備完了」

Posted February. 21, 2003 21:56,   

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米国と英国がフランスやロシアなどの反対を押し切って、イラク攻撃を規定事実化する新たな決議案を、来週はじめ国連安全保障理事会に提出する予定だと、APやAFPなどの外信が20日報じた。

外信は、米・英のこのような動きから、決議案を提出して2週間の3月はじめ、イラクへの侵攻が行われるものと、観測している。

▲新決議案の攻防〓両国の新たな決議案は△イラクは国連の武装解除の要求に「重大な違反をした」という内容を盛り込むことによって△イラクのフセイン大統領に1、2週間の最終期限を与えるだけで、事実上、戦争を規定事実化するものとみられる。具体的な「期限」を明示する部分については、現在、両国で詰めの作業を行っている。国連安保理が決議案を審議し、通過するかどうかを決めるのは、3月1日以降になる見通し。

しかし、フランス、ロシアなど、反戦を支持する国(反戦陣営)は、米・英のこのような動きに対し、イラクの武装解除に向けた査察を延長すべきだとの従来の方針を貫いている。

フランスとアフリカ45カ国の首脳らは、20日、パリで「フランス−アフリカ首脳会議」を開き、武器査察の延長を求める共同声明を採択した。フランスは国連安保理の常任理事国で、決議案の拒否権を持っており、共同声明に署名したカメルーン、アンゴラ、ギニアの3カ国は非常任理事国。

これと関連し、米国のニューヨークタイムズは同日「米国は15の安保理理事国のうち、9カ国の賛成を得てから、フランス、ロシア、中国など、反戦陣営の常任理事国に働きかけ、拒否権の行使を難しくする外交戦略をとっている」と伝えた。

▲開戦の時期〓ワシントンタイムズは、米軍が開戦の時期を3月の半ば頃に計画しており、これはブッシュ米大統領が新たな決議案を国連に提出することにし、多少延期されたものだと、20日、報じた。

これに先立って、英国のBBC放送は戦力の配置などを分析する際に、3月はじめに戦争が始まる可能性が高いと伝えた。

これと関連し、ラムズフェルド米国防長官は「米兵力は、イラク戦争に対する準備ができている」と語っている。しかし、現在、湾岸地域に到着した具体的な兵力の規模などについては触れていない。



朴來正 ecopark@donga.com