標高3000メートルに迫る険しい高山に囲まれている日本中部の長野県。逆L字型の本州の中央に位置し「日本の心」と言われる長野県は、冬季五輪を開催しただけあってスキー場の立地条件や施設、景色は世界的なレベルだ。
冬季五輪が開かれた白馬の八方尾根スキー場と志賀高原(スキー場21ヵ所)は、日本を代表するスキーリゾート。日本を代表する6つの山岳リゾート観光協会が協力して設立した団体「Mt.6(マウントシックス)」のうち、八方尾根、志賀高原、野沢温泉の3つが長野県にある。
長野県は韓国からのアクセスも便利で、最近は韓国のスキーヤーもたくさん訪れている。白馬の場合、アシアナ航空(1時間40分所要)が就航している富山国際空港から車で2時間。白馬を中心に北アルプスの深谷に一列に並んでいる小谷、大町などのスキー場は、5月初めまで開場している。このため、スプリングスキーを楽しむには最適だ。
3ヵ所のうち、渓谷の最も深いところにある大町は、韓国ではまだあまり知られていない。白馬から3つの湖を通り過ぎ、さらに24kmを行ったところにある小ぢんまりとした山岳都市だ。アシアナ航空は最近、ここの立山プリンスホテル(www.tateyamaprince.co.jp)に宿泊して近くの鹿島槍(www.kashimayari.net)でスキーを楽しむスプリングスキー・パックツアーの販売を始めた。
富山県と長野県の境にあるのは、険しい山岳の北アルプスにある立山の山脈。そのうち、鹿島槍スキー場は鹿島槍岳(標高2890メートル)にあり、標高差720メートル、最長トレール5キロメートルの規模だ。雪質や風景は白馬と大きな差はない。ジャンプ台やテーブルのあるモーグルなどフリーライディングコース(ビッグONEMAKE)やレール、バンク、ボックス、アーチなどアイテム満載のボードパーク(クロスコース)が有名だ。ボーダーもスキーヤーも楽しめる。
白馬に就航する海外航空会社のスキーパッケージツアーに比べて目立つ特徴は、第一にスキーに乗れる時間が長いということ。午後3時半にチェックインし、到着当日に夜間スキーを楽しむ。
第二に夜間スキー(夜10時まで)を入れても安い。第三は露天風呂や懐石料理など日本文化も同時に楽しめる。スキー場の規模が多少小さいだけで、ほかの条件はすべて優位にある。
富山空港〜ホテル、ホテル〜スキー場のシャトルバス運行。フリーツアーパッケージだが、日本語を知らなくても大きな不便はない。4人以上で出発。月・土は富山空港、水・金は名古屋空港から入国。問い合わせは、日本専門旅行会社「レッツゴージャパン(www.letsgojapan.co.kr)」まで。電話02−720−0331
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