米国や日本など世界の株式市場が軒並み下落したことを受け、韓国の総合株価指数は17ヵ月ぶりに530台まで落ち込んだ。コスダック(店頭市場)総合指数も6日連続最安値を更新しており、株価の下落に歯止めがかからない状況が続いている。
11日の総合株価指数の終わり値は前日比11.71ポイント(2.15%)安の532.53となり、ここ6日間で57.51ポイント(9.7%)も下落し、2001年10月23日以来の低水準となった。
コスダックも0.77ポイント(2.13%)安の35.43で取引を終えた。6日間で15.8%下落した。
SKグローバルが1兆5000億ウォンの粉飾決算をしたという検察の発表が影響して、SKグループの系列会社の株価が急落した。また、外国人投資家が873億ウォン売り越したため、下げ幅はさらに拡大した。
日本の日経平均株価(225種)の終わり値は前日比179円83銭(2.24%)安の7862円43銭となり、約20年2か月ぶりに8000円台を割り込んだ。台湾の加権指数も1.38%下落した。
米国のナスダック総合指数(2.06%)とダウ工業株30種平均(2.22%)、ドイツのダックス指数(4.22%)、英国のFT100指数(1.59%)も軒並み下落した。
市場関係者らは、イラク情勢や北朝鮮の核問題、外国人投資家の売り越しといった海外要因から、当面は株価の値下がりが続くだろう、との見解を示した。
洪贊善 hcs@donga.com