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SK会長の崔被告、SKの支配権を放棄

Posted March. 12, 2003 22:10,   

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SKグループ会長の崔泰源(チェ・テウォン)被告が、自身が保有しているすべてのSK系列会社株を債権銀行団に担保で提供した。これによって崔被告は、SKグループに対する支配権を完全にあきらめなければならない状況に置かれた。

これは債権団が、1兆5000億ウォン台の粉飾会計をしてきたSKグローバルに対し、企業構造調整促進法(旧ウォークアウト)の適用を決めながら、崔被告が保有している系列会社株の持ち分の全量を拠出するよう要求したためだ。

この日、金融市場は、粉飾会計の波紋を受け為替と金利が急騰し、債券型ファンドに対する還売要請が殺到するなど大きく搖れた。

SKグローバルのメイン債権銀行であるハナ銀行の金勝猷(キム・スンユ)頭取は12日、記者懇談会を行い「崔会長自らが保有しているすべての系列会社株を担保で提供することにした。担保提供覚書、財産処分同意書、求償権放棄覚書きや、実印と印鑑証明を銀行に提出した」と明らかにした。SK側は13日中に株式を債権団に渡す予定だ。

これによって崔被告がSKグループを支配できる法的根拠は全くなくなった。SKグループ各系列会社は、崔被告の経営体制から独立経営体制に切り替えるものと予想される。

この日、債権団はSKグローバルに借金返済の要求が一気に集中するものとみて、企業構造調整促進法を適用し、国内外の債権債務を凍結して債権銀行が共同管理することにした。この方針は19日に開かれる債権団会議で確定される。

債権団は、SKグローバル国内外の債務8兆2000億ウォンのうち、一般商取引債券を除く残りの債権債務を凍結して、経営正常化案を立てる計画だ。

銀行圏がSKグローバルに貸した金額は約4兆ウォンで、企業構造調整促進法が適用されれば、20〜50%を貸倒れ引当金で積み立てなければならないため、各債権銀行も大きな損失を被ることになる。

これに先たち、メイン債権銀行であるハナ銀行は、SKグローバルに対する与信残高4500億ウォンのうち2500億ウォンに対して、崔被告が個人支払い保証をしたとし、崔被告が保有しているすべてのSK系列会社株を担保で提供することを求めた。

SKグループは、崔被告のSKグローバル株だけを私財拠出の形で提供するとして粘ったが、債権団の態度があまりにも強硬だったため結局屈服した。

この日午前、投信会社にはSKグローバルの社債が含まれた債券型ファンドに対する顧客たちの還売要請が殺到した。各投信会社は還売資金を用意するために、国債と社債を大挙市場に売却し、この影響で金利が急騰した。

政府と投信会社は衝撃を減らすために、SKグローバルの社債が含まれた債券型ファンドに対して、しばらく還売しないことにした。



金斗英 申致泳 nirvana1@donga.com higgledy@donga.com