農林部、北朝鮮にコメ43万トン援助計画 | 東亜日報
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農林部、北朝鮮にコメ43万トン援助計画

農林部、北朝鮮にコメ43万トン援助計画

Posted March. 14, 2003 22:15,   

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今年から3年間にわたって、毎年300万石(43万2000トン)のコメを北朝鮮に支援する方策が進められる。

また、自由貿易協定(FTA)の締結にともなう農家の被害を減らすため、7年間にわたって8000億ウォンにのぼる特別基金が作られるものとみられる。

農林部は14日に大統領府で、こうした内容を盛り込んだ「主要懸案業務」を盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に報告した。

農林部は、コメの過剰な在庫を減らし、人道的なレベルからの対北朝鮮支援を行うため、今年から3年間にわたって、毎年300万石ずつ計900万石(129万6000トン)のコメを北朝鮮に支援する方策を進めることを決めたと発表した。また、過剰な生産で残る牛乳を処理するため、粉ミルク1000トンも北朝鮮に送る方針を固めた。

金泳鎮(キム・ヨンジン)農林部長官は「北朝鮮への米支援に向けた、農業分野の南北閣僚級会談を開く計画であり、そのために統一部と協議中だ」と話した。

農林部はまた、構造的なコメの供給過剰に対処するため、05年までに稲の栽培面積を(5万ヘクタール)減らすことを決めた。今年の稲の裁培面積は100万3000ヘクタール。

また、FTA締結を受けた後続対策として、7年間にわたって、政府拠出金と寄付金などで8000億ウォン規模のFTA特別基金を作り、農家の裁培品目の転換や施設の現代化、規模拡大などを支援する。

農林部はまた、農家負債を減らすため主要政策資金の償還期間を現在の「3年据え置き5年償還」から「5年据え置き15年償還」に緩和し、金利も年3〜4%から年1.5%に下げる方針だ。

これとともに「零細な農家」と「高齢化した農家」を大幅に減らすため、「年金式の経営委譲直接支払い制」を導入し、2ヘクタール以上の農家には農地買入資金を支援する方針だ。また、世界貿易機関(WTO)ドハー開発アゼンダー(DDA)の農業交渉では、発展途上国の地位を維持するのに交渉力を集中させる予定だ。



李恩雨 libra@donga.com