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世界各地で反戦デモ広がる

Posted March. 16, 2003 22:19,   

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米国とイギリスによるイラク攻撃がまもなく行われるものと予想される中、15日、世界主要都市では最後になるかもしれない反戦集会に数百万人以上の人々が参加し、反戦を呼びかけた。

開戦の中心軸となる米ワシントンでは、数千人の市民が集まり「石油のための戦争反対」という掛け声とともにホワイトハウスまでデモ行進した。西部のサンフランシスコでは反戦集会に参加した人々が市内の主な交差点で座り込み、約80人が逮捕された。

イラク攻撃を支持したイタリアとスペインでも反戦を叫ぶ世論が沸き上がった。イタリアのミラノでは、約40万人が週末に行われた反戦街頭デモに参加し、一部の労組は、もしイラク攻撃を強行したら総ストに踏み切るという方針を固めた。スペインのマドリッドでは約100万人が反戦デモに参加して政府の親米政策を非難した。

反戦の中心軸となったフランスでは、パリで約5万人が街頭デモに参加したのをはじめ、マルセイユやボルドーなど、100余の都市で総勢15万人が反戦集会に参加した。

ドイツのベルリンでは、約10万人がろうそくデモに参加し、市内を横切る35kmにおよぶ「人の帯」を作って反戦を訴え、フランクフルトでは約1400人が近くの米空軍基地の出入口を数時間封鎖した。

一方、同日、米国のベトナム参戦勇士財団が発表した世論調査によると、37%の人々が「イラク攻撃のためには必ず安保理の支持を得るべき」と答え、13%の人々は「安保理の承認を得たとしてもイラク攻撃に出てはいけない」という見解を示したことが明らかになった。