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イラク南部バスラで「反フセイン」蜂起

Posted March. 26, 2003 22:17,   

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米英連合軍は開戦7日目の26日(現地時間)、イラクの首都バグダッドの南方70km地点で繰り広げられる大規模な決戦に備えて戦力を蓄える一方、バグダッドから南部バスラに至るユーフラテス川流域の主要拠点都市でイラク軍を北方に押し出す「補給路強化作戦」に突入した。

イラク全域に吹きつける強い砂嵐を考慮したこのような戦略変更で、バグダッド攻略とフセイン大統領の退陣という戦争目標の達成にはより多くの時間がかかる模様だ。

米紙ニューヨーク・タイムズは、同日、米軍将校の言葉を引用して「連合軍は、バグダッド決戦に先立ち、南部で抵抗中のイラク軍を処理する計画だ」と報じた。同紙は「このような戦略変化は、バグダッド進軍の前に、支援部隊の補給路を保護する必要があるためだ」と背景を説明し、「バグダッド攻略は少し遅れるだろう」と見通した。

米第7機甲連隊所属の部隊は25日、ナザフ東方のユーフラテス川流域で開戦後最も激しい戦闘を繰り広げ、イラク兵士150〜300人を射殺したと、英BBCと米CNN放送が報じた。

南部バスラでは同日、反フセインのシーア派イスラム信徒が起こしたと思われる民衆蜂起が発生し、英国軍はバスラ市民に向かって迫撃砲を発射するイラク軍を攻撃し、市街への進駐を試みた。

さらに連合軍の戦闘機は、同日未明、バグダッド一円への空襲を断行し、イラク指導部の心理戦の道具と化しているイラク国営テレビや公報省の建物を破壊した。このため放送が一時中断されたと、米軍ならびにCNN放送が伝えた。

一方、ブレア英首相は26日(米東部時間)、キャンプ・デービッドの山荘で開かれるブッシュ米大統領との緊急首脳会談で、戦争を勝利に導いた後、国連が中心になってイラクを統治する案を提示すると、英紙ファイナンシャル・タイムズ(電子版)が報じた。

開戦から1週間で、米軍は少なくとも20人、英軍は17人が死亡したものと集計され、イラク軍も、少なくとも500人が死亡したものと推定される。



朴來正 ecopark@donga.com