今年の米プロ野球が31日、公式開幕戦を行う。この開幕戦に、1994年に朴賛浩(パク・チャンホ、30、テキサス・レンジャーズ、当時はLAドジャース)投手が米大リーグに進出して10年、過去最多の韓国人選手が開幕エントリーに含まれることになった。
朴賛浩、金炳賢(キム・ビョンヒョン、24、アリゾナ・ダイヤモンドバックス)投手、崔煕燮(チェ・ヒソップ、24、シカゴ・カブス)選手の「ビッグ3」の他に、ボン・ジュングン(アトランタ・ブレーブス)投手、徐在応(ソ・ゼウン、ニューヨークメッツ)投手の5人が、シーズンの初めから大リーグの舞台に立つ。昨年の開幕戦にエントリーされた韓国人選手は、朴賛浩と金炳賢の2人だけだった。シーズン終盤には金善宇(キム・ソンウ、26、モントリオール・エクスポズ)投手を含め、6人の韓国人選手が出場したが、開幕戦にこんなに多くの選手が入っているのは初めてだ。
開幕戦に出る5人の中で最も関心を集めている選手はボン・ジュングン。ソウルの信一(シンイル)高2年だった97年末、学校を中退し、米国行の飛行機に乗った彼は、5年余りでアメリカン・ドリームを成し遂げるのに成功した。
特にアトランタ第2先発のマイク・ハンプトン投手が前日、筋肉痛を訴え、第3先発のポール・バード選手と一緒に同日午前、負傷者リストに名前をあげた状態なので、ボン・ジュングンは中継ぎから一躍先発になる可能性も出てきた。
韓国人初の大リーグ打者である崔煕燮も目を引く。彼は百戦老将であるエリック・ケロス選手を追い抜いて、オープン戦先発1塁手兼5番打者の栄誉を得た。ベーカー監督は右腕投手が出る時は崔煕燮、左腕投手の場合はケロスを起用する構想を練っていたが、来月1日のニューヨークメッツとの遠征開幕戦の相手投手が左腕のトム・グラビンなのにもかかわらず、崔煕燮にチャンスを与えた。
また、朴賛浩はチームの2回目の試合である来月1日のアナハイム・エンジェルス戦に、金炳賢は4回目の試合である5日のコロラド・ロッキーズ戦に先発登板する予定だ。徐在応はまだチームから確答を受けてないが、ブルペン投手としてシーズンを迎えることが確実視されている。
張桓壽 zangpabo@donga.com