メジャーリーグ最高の遊撃手として評価されている「2億5200万ドル(約3024億ウォン)の男」アレックス・ロドリゲス(テキサス・レンジャース)が、歴代最年少で300本塁打の記録を打ち立てた。
3日、米国カリフォルニア州アナハイムのエディソン球場で行われたテキサス−アナハイム・エンゼルス戦。1−5でリードされた5回裏、打席に立ったロドリゲスはアナハイムの先発、ラモン・オーティスを相手に右翼フェンスを越える3点アーチを放った。これで、ロドリゲスは27歳249日で個人通算300本塁打を達成、野球殿堂入りしているジミー・フォックス(27歳328日)の記録を更新した。
ロドリゲスは強い肩、早い足、爆発的なバッティング、幅広い守備など、野球に欠かせない全ての能力を備えている最高の選手だ。1994年、メジャーリーグ(シアトル・マリナーズ)でプレーを始め、98年には42本塁46盗塁で「40(本塁)−40(盗塁)クラブ」入りした。また、01年にテキサス・レンジャーズに移り、10年間で2億5200万ドルという米国のスポーツ史上最高の年俸を受け取ることになった。
昨年は、チームをポストシーズンに導いたミグエル・テハダ(オークランド・アスレチックス)に抑えられてアメリカンリーグ最優秀選手(MVP)を逃したものの、57本塁142安打で年俸に応じた役割を果たし、打撃2冠王となった。
わずか10シーズンで300本の本塁打を放ったロドリゲスは、ハンク・アーロンが立てたメジャーリーグ最多本塁打(755)の記録を破る候補と目されている。ここ5年間、シーズン平均の本塁打数が46であることを考慮すれば、約10年後には、メジャーリーグ個人通算最多本塁打の大記録の樹立も可能とみられる。
一方、朴賛浩(パク・チャンホ)が属しているテキサス・レンジャーズは、ロドリゲスの本塁打にもかかわらず、3日も投手陣が前半で総崩れし、アナハイムに5−11で敗れ、開幕戦の勝利以降、2連敗に陥っている。
金相洙 ssoo@donga.com