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検察、ナラ綜金事件で大統領側近取調べる方針

検察、ナラ綜金事件で大統領側近取調べる方針

Posted April. 06, 2003 22:17,   

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公的資金不正特別捜査本部(本部長、安大煕・最高検中央捜査部長)は6日、ポソン・グループから2億ウォンと5000万ウォンを受け取ったという疑惑が持たれている与党民主党の安煕正(アン・ヒジョン)国家戦略研究所副所長と廉東淵(ヨム・ドンヨン)同党人事委員を早ければ今週中に召還し調べる方針だ。

検察は安副所長と廉委員を相手に1999年当時、ナラ総合金融の大株主の金浩準(キム・ホジュン)前ポソングループ会長からカネを受け取った経緯とロビーや請託などに関して重点的に調べる予定だ。

検察は安副所長と廉委員に対し、一両日中に出国禁止措置を下す方策も検討している模様だ。

これに先立ち、検察は、先月に召還された金前会長から「99年6月と8月ごろ、安副所長と廉委員にカネを渡した事実がある」という趣旨の供述を聞き、メモ形式の文書を残したが、調書は作成しなかったとものとされる。

検察は金前会長が系列会社のL社の資金担当取締役の崔(チェ)某氏を通じて管理してきた230億ウォンの資金全般に対し、出所と使途について再捜査に着手した。

検察は資金再捜査を通じてポソン・グループ側がナラ総合金融の撤退阻止などのため、政官界にロビーを行ったかについても捜査を進めている。

検察はこれと関連し、出国禁止状態の金前会長の弟のヒョグン氏と崔氏など、会社関係者を今週初めに召還し、安副所長と廉委員らにカネを渡した経緯を集中的に調べる予定だ。

一方、金前会長の弁護人の李在華(イ・ジェファ)弁護士は5日、「検察が昨年4月、崔氏の自宅に対する家宅捜索で、裏面に『2億ウォンを受け取った』と書いてある安副所長の名刺を確保した」と明らかにした。

このため、検察が昨年6月、公的資金投入を誘発したポソン・グループの不正捜査当時、安副所長と廉委員にカネが渡された物証を確保していながら、疑惑を隠ぺいしていたという疑惑が提起された。



丁偉用 viyonz@donga.com