Go to contents

左打ちのウエア「グリーンジャケット」

Posted April. 14, 2003 22:26,   

한국어

マイク・ウエア(33、カナダ)が、左打ちでは史上初めてマスターズ大会で初優勝を飾った。

14日、米ジョージア州のオーガスター・ナショナルGC(パー72=7290ヤード)で開かれた第67回マスターズ・トーナメント(賞金総額600万ドル)最終ラウンド。ウエアはレン・マティース(米)と同打(7アンダー、281)を記録し、延長1ホール目で自滅したマティースを破って、初のメージャータイトルを「グリーンジャケット」で飾った。

オーガスターGC「ハンディキャップ1番」である10番(パー4、495ヤード)で開かれた延長戦。ウエアは4日連続パー、マティースは1、2ラウンドのパーに続き、3、4ラウンド連続のバーディーで、記録上ではマティースに有利なホールだった。

しかし、マスターズに4年連続出場したウエアと、88年アマチュアの時の招待選手で出場した以来、2番目に出場したマティースの対決は2番目のショットで早目に分かれた。

2人の選手共に、ドライバーティーショットはフェアウェー真中につけた。ウエアは308ヤード、マティースは307ヤードも飛ばして、きりきりに対立した。

この1ヤードの差で悲喜が交錯した。結果論だが打つ手順が変わったらどうなっただろうか。

先に打たなければならないマティースはグリーン左側に位置したピンに向けてアイオンショットを打った。しかし、緊張した彼のショットは左に向かい、グリーンを脱して、木の後ろに落ちた。これを確認したウエアは安全にグリーン真中につけた。.

マティースにも最後のチャンスはあった。ウエアのバーディーパッティングが、ホールを180cmほど外れて難しいラインに立ち止まったからだ。

しかし、この日、正規ラウンドで取り付かれたようなパッティングで7アンダー、65を打ったが、すでに集中力が落ちたマティースのパーバッティングはあっけなくホール反対側のグリーンエッジまでころがってしまった。ボギーパッティングまでまたホールを通り過ぎて150cm地点に立ち止まってしまった。

ウエアは2パッティングで、余裕を持って勝負を終え、マスターズ史上初めてであると同時に、63年全英オープンの優勝者であるボブ・チャールズ以来2番目の「左打ちメージャー大会優勝者」に記録された。

これで、ウエアは優勝賞金108万ドルを追加、「マスターズ史上初の3連敗」達成に失敗したタイガーウッズ(306万7250ドル、米国)を追い抜いて、賞金ランキング先頭(328万6625ドル)に出た。また、ウエアは自分の米PGAツアー6勝をすべて逆転勝ちで飾る「珍記録の行進」も続いた。



安永植 ysahn@donga.com