北朝鮮の核廃燃料棒の再処理に関する言及にもかかわらず、北朝鮮の核問題の解決策を話し合うため米国、北朝鮮、中国による3者協議が、最初の予定通り23日から中国北京で開かれるものとみられる。
米国代表であるケリー国務部次官補(東アジア太平洋担当)は3者協議に参加するために、21日北京に向かうと、米USAトゥデー紙が米政府高官の話として20日報じた。
同日、ワシントンに赴任した韓昇洲(ハン・スンジュ)新駐米大使も「会談が予定通り開かれるものと聞いている」と語っており、駐米韓国大使館の高官は「米国は公式発表なしに会談に参加するだろう」と話した。
会談の性格について、李秀赫(イ・スヒョク)外交通商部次官補は21日「米国は、会談が始まれば、最初の議題として韓国と日本が参加する拡大会談問題を強調するものと予想される。今回の会議は3ヵ国が集まって、それぞれの立場を表明する会談になるだろう」と話した。
政府は、北京で開かれる初の3者協議期間中に局長級または審議官級の代表を派遣して、米国、中国と政策調整にのぞむ一方、会議が終わってからは会議内容についてブリーフィングを受ける予定だ。
一方、北朝鮮の官営朝鮮中央(チュンアン)通信は21日、外務省スポークスマンの使用済み燃料棒の再処理発言(18日)に対する英語版の記事を、最初「再処理作業まで最後の段階で成功裏に進めて(successfully reprocessing)いる」から「再処理作業に向けて順調に進められている(successfully going forward to reprocess)」に修正した。
北朝鮮が記事内容を修正したのは使用済み燃料棒の再処理の動きに対する国際社会の激しい反発に対して負担を感じ、まだ再処理に本格的に突入したのではないという事実を伝えようとしたものとみられる。
金影植 maypole@donga.com spear@donga.com