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宇宙へ…深海へ…細胞の中へ…、科学の神秘を探険

宇宙へ…深海へ…細胞の中へ…、科学の神秘を探険

Posted April. 22, 2003 22:58,   

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この世に100人のアインシュタインが存在可能だろうか。6世紀のガリレオと17世紀のニュートン、20世紀のハッブルが一堂に会して宇宙の起源について論争を繰り広げたらどうなるか。

科学の月を迎えて制作されたKBS1「サイエンス21」3部作は、こうした好奇心を満たしてくれる。 撮影チームは昨年9月から海外の各国をまわって、国内外の専門家と驚異的な生命の現場を訪れた。科学現象をコンピューターグラフィックに映像化する作業にも集中した。60分物のドキュメンタリー平均製作費の2倍にのぼる製作費(5000万ウォン)がかかった。ドラマ時間帯の夜10〜11時に編成したことも冒険だ。

第1部「深海生命体の秘密」(29日夜10時)は、米西岸の太平洋水深1500mの海中にカメラが入っていく。水中火山口の熱水噴出口の近くには、有毒物質である硫黄ガスだけだ。しかし、これを食べて生きるバクテリア、バクテリアと共生する虫が発見される。透明な体の間に5色のきらびやかな光を発するクラゲなどの深海生物のショーも開かれる。

第2部「宇宙、その終りはどこか」(30日夜10時)では、ガリレオとニュートン、アインシュタインとハッブルが仮想スタジオに集まって宇宙はどれぐらい広いか、宇宙の年は何歳なのかについて激論を繰り広げる。太陽系を野球場に入れるとしたら、太陽の位置はホームプレート中央で、水星、金星、地球、火星の4つの惑星はホームプレート周辺に集中している。海王星、冥王星は野球場の垣根を越える。この宇宙を野球場に入れたら、太陽系は野球ボールの上の一点に過ぎない。

第3部「細胞の反乱」(5月1日夜10時)は、クラゲの蛍光物質を持つ黄色い豚と、死んだ胎児の細胞を取り出して作ったクローン牛など「細胞の反乱」の現場を追跡する。

チャン・ギラン・プロデューサーは、「複製をめぐる倫理論争から脱して『本当にまったく同じな自分を作ることができるのか』という質問に対して、科学的ファクト(事実)に基づいての返事を出そうと思う」と話した。



李承宰 sjda@donga.com