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「反国家団体」削除で攻防、国会情報委人事聴聞会

「反国家団体」削除で攻防、国会情報委人事聴聞会

Posted April. 22, 2003 22:08,   

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高泳耈(コ・ヨング)国家情報院長候補者は22日、国会情報委の人事聴聞会で、「(国情院の)情報業務を国内と海外分野に区分することは難しく、分離してもこれを調整、統括する機構が必要だ」と述べ、国情院の国内と海外分野を、現行通り存続させる方針を明らかにした。

その代わりとして高候補者は、これまで国情院の政治介入論争の原因となった国内担当第2次長傘下の対共政策室を廃止する案を検討中だという。

高候補者はまた、国情院長の大統領「独対報告」を廃止するかどうかについても、「大統領が時間的に早く知るべきことがある。通常的にみて、これ以外に他の経路がなければならない」と否定的な反応を示した。さらに政府省庁に対する情報・保安業務の調整権ならびに身元調査権の廃止についても、反対の立場を示した。

同日の人事聴聞会で、高候補者と与野党の情報委員たちは、反国家団体に関する国家保安法改正問題や、高候補者の経歴ならびに国情院改革の方向をめぐり、し烈な攻防を繰り広げた。

聴聞会で高候補者は、国家保安法の中で「政府僭称(僭称・自分勝手に称すること)」団体を反国家団体と規定した条項の削除を推進するという立場を明らかにしたが、与野党の議員たちは「現行の憲法上、北朝鮮が厳然として韓半島の領土の一部を占領している状態であるだけに、適切でない見解だ」と攻撃した。

野党ハンナラ党の鄭亨根(チョン・ヒョングン)、与党民主党の咸承煕(ハム・スンヒ)議員たちは、高候補者がスパイ容疑で無期懲役を宣告された金洛中(キム・ナクチュン)氏の釈放運動を行なった事実や、最高裁判所が反国家団体と判決を下した韓民統(民主民族統一韓国人連合)の前身である韓統連(在日韓国民主統一連合)のために活動した点をあげて、「情報機関の総帥としての思想性を疑わざるを得ない」と追及した。

これに対して高候補者は、「金洛中氏や韓統連の問題については、最高裁判所の判決を否定するつもりで活動したのではなく、実定法違反の事実があっても、民主化努力を評価して受け入れようという考えだった。今後は国家安保を最優先して、考えに偏りがないか自省するつもりだ」と述べた。

一方、同日の聴聞会で鄭亨根議員は、「ソウル江南区道谷洞(カンナムグ、トゴクドン)ロータリーにある建物の18階に候補者の事務所があるが、7階には林東源(イム・ドンウォン)前国情院長の事務所が入っている。対北秘密送金事件の特検準備のために国情院で部屋を与えて、2人が会って協議したのではないか」と追及した。

これに対して高候補者は、「(林前院長の事務所は)初めて聞く話だ。(国情院長に)内定されてからは、林前院長に会ったことがない」と語った。



鄭然旭 朴成遠 jyw11@donga.com swpark@donga.com