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「政府の態度で市場に不安」元経済副首相が批判

「政府の態度で市場に不安」元経済副首相が批判

Posted April. 24, 2003 22:13,   

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財政経済部(財経部)の前長官である李憲宰(イ・ホンジェ)氏が、新政府が提示している経済政策について、不透明さと労働界よりであることを指摘し、強い批判の意を示した。

李前長官は24日、ソウル新羅(シンラ)ホテルで、ウリィ銀行の主催で開かれた「ウリィ・ダイアモンドクラブの創立総会」に出席し「新政府の路線上の問題点が、市場に不安を与えている」との認識を示したうえで、特に「最近、鉄道労組のストライキ事態で見せた政府の労働界よりの態度は、市場の不安を増幅させている」と強調した。

また「新政権が市場を安定させるため金振杓(キム・ジンピョ)副総理兼財経部長官と李晶載(イ・ジョンジェ)金融監督委員長など穏健主義者を起用したが、市場は政府の路線に安堵感と信頼感を示せずにいる」との見方を表明した。

しかし、政府が、外国人投資を誘致するためのプロジェクトを進めたり、発電施設の民営化を確実に推進するなど市場に「信号(サイン)」を送れば、来月、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が米国を訪問するころには市場が安定するかもしれないと付け加えた。

李前長官は「昨年、消費が回復したとき、利上げを行い財政は減らすべきだったにもかかわらず、これに逆行する政策をした」とし「今年に入って、利下げを行うべきときに利下げが行えず、早期の財政執行が必要とされる時期に躊躇している」と指摘した。

北朝鮮の核問題と関連し、李前長官は「北朝鮮核問題をめぐる交渉は長引くはずであり、当分、韓国内の金融市場と投資環境は北朝鮮の核問題に敏感に影響されるだろう」とした後「だが、米国と北朝鮮との間に戦争は起きないだろう」と付け加えた。

李前長官は、金大中(キム・デジュン)前政権で、金融監督委員長と財経部長官を務めており、前政権の初期、金融と企業の構造再編作業を指揮した。



千光巖 申致泳 iam@donga.com higgledy@donga.com