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テキサスの朴賛浩、チームの「厄介」な存在に

テキサスの朴賛浩、チームの「厄介」な存在に

Posted April. 29, 2003 22:08,   

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#休息後に先発復帰

テキサス・レンジャースにとって朴賛浩(パク・チャンホ)は、食べるには物足りなく、捨てるには惜しい「鶏肋(ケイロク、鶏のあばら骨)」のような存在だ。5年間6500万ドルの長期契約が問題の種。高額のバッティングに対する対価を回収するためには、朴賛浩を十分生かさねばならない。球団がこれまで朴賛浩にあらゆる優遇措置を与えてきたのもこのためだ。ロサンゼルス・ドジャースから追い出された捕手クルターを迎え入れ、また、スプリングキャンプでショー・ウォルター監督とオレル・ハーシュハイザー・コーチは、朴賛浩に一日中ついていた。ショー・ウォルター監督は、「冬の間、朴賛浩がロサンゼルス・ドジャースの時に少しでも関係を持った全ての人に電話をかけて話したり、会ってみた」と、それまでの苦労話をもらしたこともある。

テキサスが15日間の時間を与えたが、朴賛浩にとってはリフレッシュできる機会を与えられたことになる。その短い時間で球威を回復するとは到底期待できない。しかし、朴賛浩は前シーズン中盤、負傷者リストに2度目に名を連ねた後、5連勝という回復軌道に乗った経緯がある。

#マイナーリーグへの降格

朴賛浩には契約上マイナーリーグ行きを拒否できる権利がある。球団やコーチングスタッフがこれを強要することはできない。ところが、本人のためにはマイナーリーグ行きが最善の選択のように思われる。現在の球威と制球力では大リーグで生き残れない。

プライドは傷つけられるだろうが、問題点が見えてくるまでマイナーリーグで「野球を初めからやり直す」覚悟で、実力を磨かなければならない。朴賛浩のエージェントであるスコット・ボラス氏もこれを勧める可能性が高い。

#ブルペン入り

朴賛浩がマイナリーグ行きを拒む場合の代案として考えられる選択肢。勝負に大きく影響しない試合に登板し、1、2イニング程度を投げながら投球感覚を取り戻すということだ。しかし、朴賛浩への失望感が大きかったショー・ウォルター監督が、朴賛浩を中継ぎ投手として登板させる可能性は期待薄だ。

#トレード

テキサス・レンジャース球団が内心で最も望んでいる選択肢だ。どんな対価を払ってでも朴賛浩を追い出したい、というのがテキサスの本音だ。しかし、朴賛浩が余りも「有名な」選手であるのが問題だ。年収が1000万ドルを超える上、実力が落ちてしまった選手を受け入れようとする球団はない。それでも、テキサスは朴賛浩をトレードするための手を探ろうとするに違いない。



金相洙 ssoo@donga.com