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南北「6・15に離散家族交換」で原則合意

南北「6・15に離散家族交換」で原則合意

Posted April. 29, 2003 22:06,   

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韓国と北朝鮮は、平壌(ピョンヤン)で開かれている第10回南北閣僚級会談の最終日の29日、6・15共同宣言3周年を迎え、第7回離散家族再会団交換と統一大祝典行事を行うことで、原則的に合意した。

また、双方は8月21日に開かれる大邱(テグ)ユニバーシアード大会に北朝鮮代表団が参加する問題について、意見を一致したものとみられる。これとともに、双方は京義線(キョンウィソン)・東海線(トンヘソン)の鉄道・道路の連結行事や、開城(ケソン)工業団地の建設着工式などの各種の経済協力問題は、南北経済協力推進委員会を開催して話し合うことで合意した。

双方は、2日間にわたって攻防を交わした北朝鮮核問題については、共同報道文に盛り込むことで意見が歩み寄ったが、どの程度の表現にするかをめぐって、韓国代表団の出発予定時間を過ぎてまで、張り詰めた神経戦を繰り広げた。韓国代表団は同日午後3時、アシアナ航空のチャーター便で平壌の順安(スンアン)空港を出発して帰国する予定だった。

韓国側は、北朝鮮の核問題に関する共同報道文の内容が妥結しなければ会談の決裂も避けられないという立場を表明しており、北朝鮮の核問題に関する共同報道文の交渉が妥結できない場合は、離散家族再会行事などすでに意見が歩み寄った内容も白紙化するものとみられる。

韓国側は、北朝鮮が北京で開かれた3者会談で、核兵器の保有事実を自ら認めただけに、第8回閣僚級会談の共同報道文(02年10月平壌・核問題を含むすべての問題を対話によって解決する)や、第9回閣僚級会談の共同報道文(03年1月ソウル・核問題を平和的に解決するために積極的に協力する)など、過去の共同報道文の表現より進展した内容を盛り込まなければならない、と主張した。

しかし、北朝鮮側は原論的な水準を超えるのは困ると難色を示している模様だ。



成東基 esprit@donga.com