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政府 予想超える景気悪化で浮揚策を本格検討

政府 予想超える景気悪化で浮揚策を本格検討

Posted April. 30, 2003 22:02,   

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政府は景気を支えるために利下げや補正予算編成を含む各種の景気浮揚策を打ち出すことについて本格的に検討し始めた。

このような方向転換は、最近、各種の経済関連指標が予想を超えて悪化している上、これからも当分の間は景気低迷が続く可能性が高いという判断によるものだ。

金振杓(キム・ジンピョ)副首相兼財政経済部長官は30日、ソウル・ヒルトンホテルで開催された韓国生産性本部主催の最高経営者フォーラムに出席し、「現在、物価が3%台水準を維持しているのに、コール金利は4.25%と高い水準であるため、景気が悪化する場合、金融政策を柔軟に運用する余地がある」と述べ、利下げの意向を明らかにした。

朴昇(パク・スン)韓国銀行総裁も30日、「SARS(重症急性呼吸器症候群)と北朝鮮の核問題が韓国経済に及ぼす影響を分析して、予想より深刻である場合には、利下げや補正予算編成などを含む景気浮揚を検討できるだろう」とし、5月中のコール金利の引き下げ可能性を明らかにした。

また、朴奉欽(パク・ボンフム)企画予算処長官は、あるラジオ番組に出演し「第1四半期(1〜3月)の経済業績が明確になる5月中旬以降に、補正予算編成などの総合的な対応策を講じるのが望ましい」とし、「景気状況によって使用可能な財源の規模と重点事業については、常に検討している」と述べ、補正予算編成に備えていることを示唆した。

利下げ及び補正予算編成の規模とその時期について、財政経済部の朴炳元(パク・ピョンウォン)経済政策局長は「景気浮揚による副作用を最小限に止めることができ、政府が景気の回復に注目して努力しているという姿を見せる水準になるだろう」と述べ、比較的小規模の対策が打ち出されるものとみられる。



金光賢 林奎振 kkh@donga.com mhjh22@donga.com