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メーデーの行事が様変わり

Posted May. 01, 2003 22:30,   

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1日午前9時半、ソウル汝矣島(ヨイド)の文化広場。韓国労総が主幹するメーデー行事参加のために、1000人の組合員が集まった。

しかし同日の行事の参加労働者たちの服装と雰囲気は、いつもの労働関連の行事とは全く違っていた。

女性組合員らは、大規模集会で着ていたくすんだ制服の代わりに、ジーパンや運動服姿に明るい色のTシャツを着て、快晴に似合う華やかな化粧をしていた。産業別労組の旗の下に集まった組合員たちは、互いにあいさつを交わし、顔には笑顔がこぼれていた。労組員が持っている旗に書かれた「構造調整撲殺」という文句が場違いに感じられるほどだった。

同日の韓国労総は、メーデー行事の記念式とともに「週休2日制および非正規(職)労働差別の撤廃マラソン大会」を開いた。マラソン申し込みの受付けでは、イ・ミンウ韓国労総政策局長(41)が組合員たちに「マラソンに参加してください。景品もありますよ」と叫んでいた。

韓国労総の李正植(イ・ジョンシク)対外協力本部長は、「メーデーの行事は、昨年までは闘争にだけ重点を置いたが、今年は大枠で政府の強制的な構造調整が終わり、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権が発足して、労資関係も新たに定立する必要があるという認識から、今回の行事は文化行事に焦点を合わせた」と語った。

警察は行事場周辺に交通警察官と機動警察隊約100人だけを配置した。警察隊はバスの中でのんびり休息を取っていた。

同日午後1時40分、ソウル東崇洞大学路(トンスンドン、テハンノ)のマロニエ公園。2万人余りが集まったなか、民主労総のメーデー本大会が農楽の公演とともに始まった。この行事も、過激なスローガンの代わりに歌の公演など、文化的な要素が多かった。ダン・ビョンホ委員長の大会挨拶などの記念式が終わった後、市庁の前まで街頭行進が始まった。

同日の集会では、集会の主催側に自主的に秩序維持を任せるという警察の方針が初めて適用された。

警察は、民主労総の街頭行進が行なわれている間、女性警察官で構成された「ポリスライン(police line)」を作り、交差点などに交通警察官を配置するだけだったが、行進参加者たちとの摩擦はなかった。



金晟圭 kimsk@donga.com