「バーディーの女王」朴祉垠(パク・ジウン、ナイキゴルフ)が今季初めての優勝を目前に控えた。
4日、米国バージニア州ウィリアムズバーグにあるキングスミルS&Pで開催されている、米国女子ツアー「ミケロブライトオープン」(賞金総額1600万ドル)の第3ラウンド。好スタートをきった韓国の朴祉垠が、2ストローク伸ばし9アンダーで、単独首位に立った。首位を1打差で追うのは、米国のクリスティ・カーだ。
昨年米国LPGAツアーで最も多いバーディー(358)を取った記録からも推測できるように、朴のプレー・スタイルは攻撃的だ。消極的な「パー・セーブ」が目標のホールは、彼女には考えられない。ハザードとピンの位置に拘らず、直接ホールカップをねらい、パットもかなり積極的だ。
最初のラウンドで1ダブルボギーと2ボギーを叩いたが、イーグル1つと6バーディーで共同3位をマークした朴は、第2ラウンドで5バーディーと2ボギーを克服し、共同首位にたった。
第3ラウンドでは、5番ホール(パー3)でティーショットを水に落とし、ダブルボギーを記録したが、その後4バーディーを追加し、単独首位にたった。
朴は試合後、「今日はパットがうまくいかず、とれるバーディーを5つも逃した。最善を尽くし、ぜひ優勝したい」と話した。朴が優勝した場合、彼女の父親が運営するソウル江南(カンナム)の「サムウォン・ガーデン」では、子供の日である5日、全メニュー50%割引のイベントを実施する予定だ。
今回の大会場であるキングスミルS&Pは、昨年まで22年連続で男子大会の米国PGAツアーのミケロブチャンピオンシップが開催された場所。かなり難しいコースとして知られた所だ。
実際、朴セリ(CJ)とアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)は、今季初めて同じ組で対決をした第3ラウンドで、共に5バーディーを取ったが、4ボギーを叩き、共同6位(5アンダーパー208打)を記録。期待に答えられなかった。
一方、この日共同3位(6アンダーパー、207打)に浮上した韓煕圓(ハン・ヒウォン、フィラコリア)と共同9位(4アンダーパー、209打)をマークした金美賢(キム・ミヒョン、KTF)まで含め、優勝圏に入った「コリアン軍団」は4人に達した。
安永植 ysahn@donga.com