Go to contents

「倍率400倍」人事担当者も驚いた厳しい就職難

「倍率400倍」人事担当者も驚いた厳しい就職難

Posted May. 07, 2003 22:14,   

한국어

「今年は就職が大変厳しいようです。 倍率が400倍だなんて…」

3月末、数人の職員を随時募集で採用したビングレー人材開発チームの申聖容(シン・ソンヨン)チーム長の話だ。

営業管理職2人、環境水質技師1人、獣医1人を募集するというビングレーの募集広告が出た後、オンライン、オフラインを合わせ志願した人は1600人あまり。専攻に制限を設けなかった営業管理職には1340余人が志願した。また、環境水質技師には、1級資格証所持者だけで250人も志願した。

申チーム長は、「時期的にも採用があまりないうえ、インターネットでの願書受け付けが活発になり、志願者が増える傾向にある。しかし、昨年6月に約30人を採用したときの倍率が200倍だったことを考えると、就職が日増しに厳しくなっていることが分かる」と話した。

▲上半期の就職倍率83倍〓インターネット採用情報企業のジョブ・リンク社の調べによると、今年に入って4月までに、採用を行った主要企業53社の平均就職倍率は83倍と調査された。

これはジョブ・リンクが昨年上半期行った同じ調査の倍率75倍や下半期の67倍に比べ、かなり高い数値だ。採用は大幅に減ったが、求職者はむしろ増加し競争が激しくなっていることを意味する。

調査対象の企業のうち、ビングレーは、400倍の最高の倍率を見せた。昨年まで最高の倍率を記録したのは、20人募集に6958人が志願した340の倍率を見せたINIスチールだった。今年はビングレーの他にも△シンセゲ・ドリーム・エクスプレス(375倍)△太平洋(260倍)△エンプラニ(250倍)△暁星(ヒョソン)グループ(200倍)—などが20倍以上の高い倍率を見せた。

▲「質的競争」にまで深化〓語学実力など志願者個々人の実力の水準が向上し、「量的競争」と共に「質的競争」まで競争が激しくなっている。

家具会社のリバート社の場合、昨年の書類選考合格者のTOEIC点数は平均750点だったが、今年は850点水準にまで上がり、1年間で志願者のTOEIC成績が大きく向上して、人事担当者を驚かせた。また、大宇(デウ)インターナショナル、ヘチャンドゥル、CJシステムズなど、多くの企業の採用には修士以上の高学歴者の志願が相次ぎ、志願者の「学歴過剰」現象も現れた。

ジョブ・リンク社の韓賢淑(ハン・ヒョンスク)社長は、「イラク戦争と北朝鮮の核問題、景気低迷などが重なり、今年の上半期の就職市場は大きく萎縮されている」としながら、「内外の経済的な不透明感が解消され企業が積極的に投資をしない限り、就職はなかなか難しいだろう」と話した。



朴重鍱 sanjuck@donga.com