Go to contents

マドリードが先手を打つ UEFA準決勝

マドリードが先手を打つ UEFA準決勝

Posted May. 07, 2003 22:30,   

한국어

「サンバ、サンバ、サンバ〜」

世界最強の「ブラジルサッカー」がまたも勝利の賛歌を鳴り響かせた。

7日、スペイン・マドリードのサンティアゴ・ベルナベウ競技場で行われた欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグ準決勝第1戦。各国のスターが布陣する「超豪華軍団」のレアル・マドリード(スペイン)は、ロナウドとロベルト・カルロスというブラジル勢の最強コンビの活躍でイタリアのチャンプ、ユベントスを2—1で下した。

ロナウドとカルロスは、去年行われた2002年の韓日ワールドカップで、ブラジルに通算5度目の優勝カップを贈った主役。ロナウドは8得点を記録して得点王にも輝いた今世紀最高の「新・サッカーの皇帝」だ。

スペインとイタリアリーグ・チャンプの自尊心をかけた対決としても関心を集めたこの試合で、ブラジルのデュオは決定的な瞬間にゴールを決めて、その名に相応しいプレーを披露した。

R.マドリードは、前半中盤まで7人が守備に加わったユベントスの守りのサッカーに抑えられて、これといったチャンスをつかめなかった。ユベントスの厚い守備の壁を砕いた「槍」はロナウド。彼は前半23分、盲腸手術で欠場したラウルの代わりに先発で出場したモリエンテスと2対1のパスでユベントスの守備陣を無力化させた後、右足で先制ゴールを決めた。

前半終了のホイッスルが鳴るわずか数秒前、ユベントスのトレゼゲに同点ゴールを許したR.マドリードは、後半が始まって3分が過ぎたところで、ロナウドがふくらはぎの負傷でベンチに下がってから危機を迎えた。

しかし、R.マドリードには「フリーキックの魔術師」カルロスがいた。左ウィングバックに深く押し入って、ラウルとロナウドの「双砲」の空白を埋めていたカルロスは 、28分、ゴール・エリアの左20m地点で、左足による鋭いミドルシュートを放ち、ゴールネットを揺るがして決勝ゴールを決めた。

通算10回目のチャンピオンズリーグのトップに挑戦するR.マドリードが先手を打って、2年連続決勝進出に向けて順調なスターとを切った。第2戦は、15日、イタリア・トリノで行われる。



梁鍾久 yjongk@donga.com