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韓国系の朴ヨンスがチームの決勝進出をけん引 NHL

韓国系の朴ヨンスがチームの決勝進出をけん引 NHL

Posted May. 09, 2003 22:21,   

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北米プロアイスホッケー(NHL)に新たな奇跡が誕生した。そして、その奇跡の中心には韓国系米国人選手の朴ヨンス(27歳、米国名リチャード・パク)がいた。

「奇跡のチーム」ミネソタ・ワイルドがNHL西カンファレンス決勝進出を決めた。9日、バンクーバー・ブリティシュコロンビアで行われたバンクーバー・カナックスとのプレーオフ2回戦(西カンファレンス準決勝)の最終戦。ワイルドは0—0であった第2Pで相次いで2ゴールを奪われ、敗色が漂った。しかし、今回のプレーオフで信じられない奇跡を創造してきたワイルドの底力は、第2Pから発揮され始めた。ワイルドは、1—2の劣勢で迎えた第3P8分5秒に、ワルツが同点ゴールを決めて勝負を原点に戻した。

その後、ワイルドを救ったのが朴ヨンス。強豪コロラド・アバランチとのプレーオフ1回戦第6戦で、先制ゴールと延長ゴールデンゴールを決めてスターに浮上した朴は、第3P終了まで5分12秒を残してヘンドリクソンの決勝ゴールをアシスト。さらに2分後には、パワープレー(相手チーム選手の退場により数的優勢の中でプレーすること)途中、デュパイスのダメ押しゴールをアシストした。

2—2の状況で行われた朴のアシスト2つで、ワイルドは4—2の劇的な逆転勝ちを果たした。朴は、カナックスとのプレーオフ6試合を通じて一つのポイントも決められなかったが、最終戦で2アシストをマークして「勝負師」として生まれ変わった。

1勝3敗の劣勢を1シーズンで2度も逆転して連続3連勝を果たしたのはプレーオフ史上初めて。創立3年目のワイルドは、アバランチとのプレーオフ1回戦で1勝3敗以降3連勝を収め、カナックス戦でも1勝3敗以降3連勝の奇跡を創造した。



金相洙 ssoo@donga.com