Go to contents

訪米の盧大統領「米2師団の現位置駐屯を要請へ」

訪米の盧大統領「米2師団の現位置駐屯を要請へ」

Posted May. 12, 2003 21:58,   

한국어

米国を訪問中の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は12日午前(韓国時間)、在韓米軍の再配置問題について、「米第2師団は、北朝鮮の核問題が解決するまで、韓国の安全が保障される多くの措置が完成するまで、現在の位置で韓国を手伝ってくれることを(米国側に)丁寧に頼むつもりだ」と述べた。

盧大統領は、訪米初日の同日、宿舎のニューヨーク・ワルドプ・アストリアホテルで開かれた在米韓国人との懇談会でこのように述べ、「韓米両国は(まだこの問題について)確実な合意を見出していないが、私が米国を離れる頃には、この部分で必ず合意を取り付けたい」と強調した。

盧大統領はまた、「在韓米軍は韓米関係の中核的な象徴で、長期的には米国と韓国の北東アジア戦略にのっとってその位置づけが変わっていくこともあり得ると思う。しかし、短期的には北朝鮮核問題のために韓国の安保が大変不安的な状況にあるので、韓国の同意なしに変化が起こると、困難に直面しかねないと思う」と説明した。

しかし、盧大統領は、「ソウル龍山(ヨンサン)の米軍基地は速かに移転できるよう協力するつもりだ」と述べた。

盧大統領は、続いて行われた随行財界人たちとの晩餐会では、「これからは官が統治する金融は絶対になく、都市銀行の人事に政府は全く関与しない。2、3年内に新しい労使文化と秩序の枠組みを整える」と明らかにした。

これに先立って、盧大統領は米国に向かう特別機の中で記者懇談会を行い、北朝鮮核問題の解決の方向について「世界平和と韓半島の安全のために、北朝鮮は核開発を必ず放棄し、すでに保有している核物質はいかなるものでも除去すべきだ。これについては、韓米両国が完全に一致しており、ブッシュ米大統領に会っても、この点を再確認することになるだろう」と強調した。

盧大統領は、「ただどうやって除去するかという状況認識をめぐって(韓米間で)少し差があるだけだ」と付け加えた。

盧大統領が 「北朝鮮核の除去」という言葉を使ったのは初めてで、これまでの「北朝鮮核の不容認」より一層強硬な立場を示したものだ。



金正勳 jnghn@donga.com