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レアル・マドリード、連覇の夢絶たれる

Posted May. 15, 2003 22:01,   

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フィーゴのPK失敗で、スペインの無敵艦隊、レアル・マドリードの優勝への夢が崩れてしまった。

15日、イタリア・トリノで行なわれた欧州サッカー連盟(UEFA)2002〜2003チャンピオンリーグ(CL)準決勝第2戦。通算10回目の優勝を狙っていた昨季優勝のレアル・マドリードは、イタリア・セリエAチャンピオンのユベントスに1−3で敗れて決勝進出に失敗した。第1戦で2−1で勝ったレアル・マドリードは、1勝1敗となったがゴールの得失差で負け、痛恨の涙を流した。

これで、85年、96年と2回優勝したユベントスは、通算5回の優勝を果たしたACミランと29日、 英マンチェスターで決勝戦を行なう。イタリア勢同士の決勝は史上初めてのことだ。同じ国のクラブ同士で王座を争うことは、2000年のレアル・マドリード対バレンシアの対決以来3年ぶり。

同日レアル・マドリードは、フィーゴがPKを外したことが手痛かった。フィーゴがPKを成功したなら、全体の得失が4−4となり、アウェーゴールを優先するという原則に従って決勝出場権を獲得することができたためだ。0−2で負けていた後半22分、ロナウドが得たPKをフィーゴが蹴ったが、ボールがユベントスのGKの手にそのまま入ってしまった。

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レアル・マドリードは同日、盲腸手術から回復しきっていないラウルを先発投入し、左足の筋を痛めているロナウドを後半7分に投入したが、特有の華やかな攻撃力を披露することができなかった。レアル・マドリードは後半44分、ジダンが一点を返したが、五分間続いたロスタイムで追加得点に失敗した。

反面、今シーズンのイタリア・セリエAで2連覇を達成したユベントスは、レゼゲ、デル・ピエロ、ネドベドが相次いでゴールを決めた。

「イタリアの英雄」デル・ピエロは、1ゴール、1アシスタントで勝利の主役となった。デル・ピエロは前半12分、右からのネドベドのクロスをヘディングで逆方向に持っていき、レゼゲが先制ゴールを決めるのに貢献した。彼はまた、前半終了2分前、エリア内からDF二人の間を駆け抜けてシュートし、追加得点した。ネドベドは後半28分、アーク正面から試合を決定付ける豪快なシュートを決め、7万余りのホームファンを熱狂させた。



梁鍾久 yjongk@donga.com