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「北朝鮮の核、平和的手段で除去」韓米首脳が合意

「北朝鮮の核、平和的手段で除去」韓米首脳が合意

Posted May. 15, 2003 21:49,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領とブッシュ米大統領は15日午前(韓国時間)、ホワイトハウスで首脳会談を開き、北朝鮮の核兵器を多国間の枠組みで平和的に除去することで合意し、韓半島の脅威が増大する場合には「追加措置」を検討することにした。

両首脳はまた、論議をもたらした在韓米軍第2師団の再配置を保留する一方、北朝鮮に対する人道的支援は、政治的な状況展開と関係なく継続し、支援物資が住民に渡るよう「透明性」を求めることにした。

同日、両首脳は「国際的協力に基盤を置き、平和的な手段を通じて北朝鮮の核兵器計画を完全かつ検証可能で不可逆的な形での除去に向けて努力する」ことで合意した。さらに会談後に発表した共同声明で、「韓半島の平和と安定に対する脅威が増大する場合には、(北朝鮮に対する)追加措置が検討されることを留意する」と言及した。「追加措置」とは、軍事・経済制裁措置までを含むものとみられる。

会談で盧大統領は、「今後の南北交流と協力は、北朝鮮核問題の展開状況を見守りながら推進していく」と述べ、北朝鮮の核問題解決と対北支援を連係させる可能性を示唆した。ブッシュ大統領は、盧大統領が対北平和繁栄政策の概要を説明すると支持表明をし、「このような対話チャンネルが核問題解決を促すことに活用されることに注目している」と述べた。

両首脳は共同声明で、北朝鮮の核問題解決に向けた多国間協議と関連し、「北京で開かれた3者協議での中国の役割を歓迎する。多国間協議による北朝鮮核問題の解決に、韓国と日本は不可欠であり、ロシアと他の国家も建設的な役割を果たせるということで同意した」と明らかにした。

在韓米軍再配置問題と関連して、両首脳は、漢江(ハンガン)以北の米軍基地(米第2師団)の再配置は、韓半島ならびに北東アジア地域の政治・経済・安保状況を慎重に考慮して推進していくとした。

経済分野で両首脳は、両国間の経済協力強化の必要性と両国間の通商懸案を、協議を通じて解決する意志を再確認し、ドーハ開発アジェンダ(DDA)の妥結に向けて共同で努力することにした。特にブッシュ大統領は、盧大統領の経済構造改革への意志と北東アジアの経済中心構想に支持を表明した。

盧大統領はブッシュ大統領に韓国訪問を要請し、ブッシュ大統領は「韓国訪問を期待している」と述べた。

盧大統領は同日夜、2泊3日のワシントン訪問日程を終え、サンフランシスコへと向かった。



金正勳 jnghn@donga.com