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韓国軍の単独戦力は北朝鮮軍の83% 米専門家が分析

韓国軍の単独戦力は北朝鮮軍の83% 米専門家が分析

Posted May. 20, 2003 22:11,   

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現在、韓国軍単独の戦力は北朝鮮軍の83%水準で、北朝鮮に比べて依然として劣勢にあるという主張が提起された。

航空宇宙政策研究院(金潤珠院長)主催で開かれたセミナー(21日)に参加するために来韓した米ランド研究所のブルース・ベネット博士は20日、本紙とのインタービューに応じ「現在、韓国軍の対北朝鮮戦力指数は3年前より約5%上昇した83%と評価された」と述べた。その上で「北朝鮮の通常戦力と大量破壊兵器の攻撃を単独で防衛するには、韓国軍の戦力は依然として劣勢にある」と指摘した。

南北の軍事力を比較研究しているベネット博士は、2年前の研究で00年を基準に韓国単独の戦力を北朝鮮の64〜78%水準だと発表した経緯がある。

ベネット氏は、「現在、韓米連合軍の戦力は休戦ライン付近に集中的に配備されている北朝鮮軍の野砲による攻撃を防御できる能力が事実上ない」とし、「韓米連合軍戦力が北朝鮮軍の野砲を無力化させる以前に北朝鮮が生物化学(BC)兵器を使う場合、ソウルをはじめ近くの都市と前進配置されている韓米地上軍が莫大な被害を受けるほかない」と主張した。

韓国の自主防衛と関連しては「北朝鮮のBC兵器と運搬手段である長距離ロケット砲やミサイルによる攻撃を防ぐための対策がもっとも重要だ。ミサイル防衛(MD)体制を考慮することも考えられる」と述べた。

ベネット博士はまた「北朝鮮は、イラク戦争を見ながらぜひとも大量破壊兵器を保有しなければならないという結論を下したものとみられる。もしも北朝鮮が核兵器を保有しているのならば、北朝鮮指導部は、米国に先制攻撃の兆候が見られ次第、韓国の人口密集地域に核攻撃を加える可能性もある」との見方を述べた。

博士はさらに「北朝鮮が最後まで核武装を固執する場合、米国は精密先制攻撃など、軍事的措置に出るはずで、それに北朝鮮が反撃する過程で韓国側に莫大が被害が出るものと憂慮される」としながらも、「しかし、最後の敗北者は北朝鮮指導部になるだろう」と語った。



尹相虎 ysh1005@donga.com