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韓国の成長率展望、外資系銀行が一斉に下方修正

韓国の成長率展望、外資系銀行が一斉に下方修正

Posted May. 25, 2003 21:27,   

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第2四半期(4〜6月)の経済成長率が2%台に転落するという観測が出ている中で、外資系の投資銀行がそろって韓国の今年度成長率の展望値を3%台に下方修正している。

25日、金融界によると、クレジット・スイス・ファースト・ボストン(CSFB)は、韓国の経済成長率(実質国内総生産の伸び率)展望値をこれまでの4%から3.1%へ見直した。CSFBは、第1四半期の成長率3.7%は予想値とほぼ同じ水準だが、予想外の民間消費の落ち込みで第2四半期はさらに悪化する可能性が高いと発表した。

「SARS(重症急性呼吸器症候群)衝撃」を考慮して、最近、成長率の展望値を3.5%から3%に変更したモーガンスタンリーは、23日、中国、香港などSARS感染国に対する韓国の輸出が1〜2%減少すると予測した。

メリルリンチは22日、経済成長率展望値を以前の3.5%から3.3%へ下方修正したが、今年下半期にはカード会社の流動性危機にもかかわらず、民間消費が緩やかな回復傾向を見せるだろうと予想した。

一方、消費と設備投資が冷え込んでいる中で、成長を下支えしてきた輸出が、今月に入って早いスピードで減少しているため、第2四半期の3%台の成長は厳しいとみられている。

韓国銀行(韓銀)によると、5月に入って20日までの輸出額は73億200万ドルで、昨年同期に比べて9.2%減り、輸入は84億2000万ドルで8.9%増加した。韓銀は、今月の営業日数が昨年の5月に比べて2〜3日減ったのが輸出不振の最大原因だが、SARS、貨物連帯のスト、世界経済の低迷などによる影響が本格的に出始めていると分析している。

現代(ヒョンデ、)経済研究院は今年第1四半期、中国向けの輸出は昨年同期比で60.8%増加したが、4月には38.6%と伸び率が大幅に鈍化したと説明した。

韓銀の幹部は、「昨年6月の輸出実績がワールドカップや地方選挙、現代自動車のストの影響であまり良くなかったため、指数上では今年6月の伸び率が高くなる可能性がある。第2四半期の成長率が2%台に転落するかどうかさらに推移を見守る必要がある」と述べた。



林奎振 李𨩱容 mhjh22@donga.com lcy@donga.com