Go to contents

実売買価格と契約に2億の差 盧大統領実兄の土地疑惑

実売買価格と契約に2億の差 盧大統領実兄の土地疑惑

Posted May. 27, 2003 21:47,   

한국어

慶尚南道金海市進永邑(キョンサンナムド・キムヘシ・ジンヨンウプ)シンヨン里にある林野8700坪の実際の所有者は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領であるという金基浩(キム・ギホ)金海国際カントリークラブ会長の主張と関連して、この土地の現在の価格は2億ウォンを超えるという。

これは、この土地を94年に2億5000万ウォンで売ったとしている金氏の主張と、2956万ウォンで買ったとしている(96年の売買契約書基準)登記簿上の持ち主、ペク・スンテク氏の主張の中で、金氏の主張に信憑性を加えるものだ。

シンヨン里一帯の地理に詳しい不動産仲介業者の李氏(50)は、96年頃の売買価格について27日「国際通貨基金(IMF)事態が発生する前で、他の所と同様に、進永地域の地価も大きく上昇していた。周辺の田が坪当たり20万ウォン以上で売りに出された時であるため、シンヨウ里林野の坪当たりの価格は、2万ウォン台はしただろう」と説明した。李氏の話から当時の売買価格は2億ウォン前後と考えられる。

また、李氏は当時(ペク氏と金会長の)売買契約書に取り引き価格が2956万ウォンで記載されていることについても、「公示地価を基準に届けることはできたかも知れないが、実際の取り引き価格とは大きな差があるようだ」と付け加えた。

野党ハンナラ党の金文洙(キム・ムンス)議員はこの日、盧健平(ノ・ゴンピョン)氏の不動産借名隠匿の疑惑を証言した金会長の録音記録をめぐる波紋について、「金会長は高齢であるうえに、党員ではない身分で直接党を尋ねてきて、こうした内容を明らかにした。金会長が明白でつじつまのあう話を繰り返し、具体的に生々しく証言した状況から見れば録音記録の対話内容は事実ではないかと思う」と主張した。

一方、盧大統領は28日午前10時、大統領府春秋館(チュンチュグァン)で記者会見を行い、実兄の健平氏の不動産をめぐる各種の疑惑について、直接説明する予定だ。

盧大統領は、記者会見で△慶尚南道金海市進永邑と巨済市舊助ラ里(コジェシ・クジョラリ)所在の不動産を売買した過程△ミネラルウォーター会社であるチャンスチョンへの投資過程で不動産を担保物件として提供するようになった経緯△チャンスチョンの債務返済の経緯などに関する自分の立場を明らかにして、今回の事件によって国民に不安感を与えたことについて遺憾の意を表明するものとみられる。

また、盧大統領は、今回の事件がミナラルウォーター会社である長寿泉(チャンスチョン)を買収する過程で始まっただけに、長寿泉の買収経緯と運営過程で核心側近である与党民主党の安煕正(アン・ヒジョン)国家戦略研究所副所長が、ナラ総合金融事件にかかわったことについても説明をするという。

尹太瀛(ユン・テヨン)大統領府報道官は27日午後の定例ブリーフィングで「初期には去年大統領選挙当時に提起された問題と似ている水準で対応する必要がないと思ったが、その後に新しい問題が提起された」とし、「盧大統領が直接、事件そのものの実体を明らかにするのに焦点が当てられるだろう」と話した。

これに先たち、文在寅(ムン・ジェイン)大統領民情首席秘書官は、これまでマスコミと野党が提起した健平氏の不動産をめぐる各種の疑惑に対する独自の調査結果を27日午前、盧大統領に報告した。



姜正勳 金正勳 manman@donga.com jnghn@donga.com