米信用格付け会社のムディーズは、韓国の国家信用格付けを「A3否定的」で維持することに決めた。
財政経済部(財経部)の当局者は29日、「ムディーズ社がこのような内容を書簡で公に通報してきた。ムディーズ社の通報は、韓国政府が10億ドルもの外国為替平衡基金債権(基金債権)を発行するため、格付けの確認を要請したことを受けてのことだ」と説明した。
ムーディズ社は2月11日、北朝鮮の核問題の悪化などを理由に韓国の信用格付けの見通しを「肯定的」から「否定的」に2段階下方修正し、3月12日には「否定的」の見通しを維持すると発表した。
ムーディズ社とともに世界3大信用格付け会社といわれるピーチ社とスタンダードアンドプアズ社(S&P)は、それぞれ28日と26日、韓国の信用格付けおよび見通しを現行どおり維持すると発表した。韓国に対するピーチ社と S&P社の信用格付けおよび見通しは、それぞれ「A安定的」と「Aマイナス安定的」だ。
財経部の権泰信(クォン・テシン)国際業務政策官は、ゴールドマンサクスなどを主幹社として、基金債権約10億ドルを発行するため、米国のニューヨークを訪問している。
千光巖 iam@donga.com