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下半期の就職市場、「やや晴れ」

Posted June. 03, 2003 21:56,   

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「400名募集に3万名応募」

これは今月3日発表された現代・起亜(ヒョンデ・キア)自動車の新入社員採用のための書類選考の結果だ。競争倍率は75倍。

東国(ドングク)製鋼も先月30日から今月8日まで願書を受け付けている。中盤が過ぎた3日、競争倍率が100倍を超えた。東国製鋼の関係者は、「去年と一昨年に比べ、2倍以上の求職者が殺到したようだ。煙突産業だと嫌われると思ったが、優秀な人材がたくさん来てくれた」と歓迎の色をうかがわせた。

イラク戦争やSARS(重症急性呼吸器症候群)などで冷え込んでいた新規採用市場が最近、活気を帯びている。

▲下半期の就職、上半期より好調〓就職情報会社のリクルート社は最近、売上高基準150大企業のうち、103大企業の下半期の採用計画を調べた結果、「去年下半期の採用を10.1%も上回る」とみた。今年の年間採用は去年より30.4%減るものの、上半期に採用がほとんどなかったため下半期は去年より増えるとのこと。

流通部門では去年の下半期より採用が120%増加し、造船重工業(3.4%)、外食(4.6%)なども多少増えるものと予想された。食品、電気電子、情報通信、自動車、金融などは去年に比べ、採用人数が多少減るだろうとみられた。

インクルート社の崔升銀(チェ・スンウン)メディア運営チーム長は、「上半期より状況は好転するが、まだ決めていない会社が多いので経済環境に左右されやすいだろう」と話した。

▲求人は高学歴者に集中〓電子、自動車、鉄鋼などの大手企業は海外の名門大学を出た修士・博士クラスの研究開発人材を主に採用する方針である。

三星(サムスン)電子は今年、2300〜2500名を採用するが、その半分ほどを下半期に選ぶ計画。三星電子のある関係者は、「LCD、半導体、携帯電話などの新規事業が多いので、予定より多くの人材を採用する可能性もある。対象者の85%以上が理工系だ」と話した。

LG電子は8月卒業予定者や来年2月卒業予定者を対象に、1100名の新入社員を採用する計画である。上半期の700名を大幅に上回る数字。LG電子は今月から各大学を回りながら、優秀人材の採用に本腰を入れる構え。これとともに、LG電子は海外人材の採用のためハーバード大学など米国の主要大学に人事担当者を送り、情報通信、電気電子工学、マーケティングなどの分野の研究開発(R&D)修士・博士や経営学修士(MBA)コースを終了した留学生を積極的に誘致する計画である。

POSCOも今月中に約100名の新入社員を公開採用する計画だが、下半期は約20名の海外専門人材(修士・博士、MBAなど)を採用する。

▲業種別の採用動向〓現代重工業グループと三星重工業は現在、新入社員の採用を進めているが、下半期には人材が多いことから、多少採用規模を増やすこともありうると発表した。

市中銀行も今年上半期に景気低迷などで採用していなかったため、下半期はある程度の規模を採用するものと思われる。新韓(シンハン)銀行は現在、100名の大卒新入社員の公開採用のため、書類を受け付けている。去年12月に100名を採用した国民(ククミン)銀行など他の市中銀行も、下半期に公開採用に乗り出す構えである。

新世界(シンセゲ)は今年、大卒社員270名を含め、高卒、経歴、臨時職など合計4100名を採用する。去年の3456名(大卒220名)を上回る規模。

三星物産、LG建設、大宇建設などは去年と同じ水準で、それぞれ数十名の新入社員を採用する予定。大信(テシン)証券、未来(ミレ)エセット証券なども人材を募集している。



申然鐏 孔鍾植 ysshin@donga.com kong@donga.com