イスラエルとパレスチナが、米国が仲裁した中東和平ロードマップ(段階的移行案)に合意した後の8日に、ガザ地区でパレスチナ過激団体が主導したようにみえる銃撃事件が発生し、イスラエル人4人とパレスチナ人3人が死亡したと、BBC放送が報道した。
同日未明、イスラエルとガザ地区の界域であるエレズ検問所の近くで、3人のパレスチナ人がイスラエル軍人4人を鉄で撃って殺した後、イスラエル軍によって射殺された。
この日の攻撃は、ハマスとジハードなどパレスチナの5つの過激武装団体が、イスラエルに対する武装攻撃を続けると発表してから数時間後に発生した。このらの団体は、和平案の受け入れを拒否し、パレスチナの新たなハト派指導部と一切の対話を打ち切ることを宣言して、中東和平に向けた茨の道が続くことを予告した。
ハマス、ジハード、アル・アクサ旅団は、今度の銃撃が自分らの共同作戦だと主張した。ハマスの指導者、アブデル・アジス・ランティーシは、「これはパレスチナ指導部に送るメッセージだ。パレスチナの抗戦は続く」と述べた。
これに先立って7日に、ハマス、ジハード、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)、パレスチナ解放民主戦線(DFLP)などパレスチナ5団体はガザ市で会談を行い、武装闘争を続けると発表した。
ジハードのモハマド・エール・ヒンディは、AFP通信とのインタビューで、「われわれは我々の抵抗をテロリズムと同一視したアカバ首脳会談の結果を受け入れられないため、武装闘争を続けることにした」と話した。
こうした事態を受け、イスラエルはテロ攻撃を憂慮してヨルダン川西岸地区の出入りを再び統制した。
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