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ソレンスタム、朴祉垠を振り切って優勝

Posted June. 09, 2003 22:03,   

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アニカ・ソレンスタム(33・スウェーデン)は、なぜ女子ゴルフの「最強」と呼ばれるのか。

正確に遠くへ打つ能力に優れているからだけではない。3日から4日間連続で試合をすると、優れた能力を持ったソレンスタムの「コンピューター・ショット」も揺れるのが当たり前。だが、彼女は「うまくいってボギー」の状態で、特有の集中力を発揮、「バーディーより貴重なパー」を記録、他の選手らの追撃の意志を捨てさせてしまう。

9日、米国デラウェア州ウィルミントンのデュポンCC(パー71)で、今年の米国女子ツアーのメジャー第2戦、2003マクドナルドLPGAチャンピオンシップ(賞金総額160万ドル)が、暴雨で延期となっていた第3ラウンドと最終の第4ラウンドを同時におこなった。ソレンスタムは第4ラウンド後半、3つのホールでバンカーに入れ、危機を迎えたが、パーセーブを記録、最強の実力者であることを改めて立証した。

彼女はこの日、4アンダーで67を記録した朴祉垠(パク・ジウン、ナイキゴルフ)と最終合計で6アンダー278と同点、延長の最初のホールでパーを記録、ボギーを叩いた朴祉垠を振り切り、24万ドルの優勝賞金を獲得した。「性対決」以降、米LPGAツアー2大会を連続制覇し、通算45勝目(メジャー5勝を含む)。

今シーズン3勝目をあげ、賞金ランキングのトップ(97万4501ドル)を守ったソレンスタムは、この大会には9回目の出場で初めてトップの座を得た。あとブリティッシュ女子オープンさえ制覇すれば、4大メジャー大会を全て1回以上優勝の「通算グランドスラム」を達成する4番目の選手となる。

ソレンスタムは「PGAツアー大会で体験した厳しい心理的圧迫感が私には力になったようだ」と優勝の感想を述べた。一方、朴祉垠は最終ラウンドで驚くべき底力を発揮し、優勝に近づいたが、結局、ソレンスタムの「壁」を越えることはできなかった。

一方、最初のラウンドで先頭にたった韓煕圓(ハン・ヒウォン、フィラコリア)は、ソレンスタムとの36ホール対決の負担で11位タイ(2オーバー、286)、大会2連覇を狙ったパク・セリ(CJ)は自己の米国ツアー最悪の成績、10オーバー294で46位タイに止まった。



安永植 ysahn@donga.com